毎朝の車での通勤時に眠くなる人は睡眠不足である可能性がありますが、一方で通勤路の特徴や元々の体質が原因で運転中に眠くなってしまうケースがあります。
いくら睡眠をしっかり取っていても眠くなることがある運転中ですが、同乗者がおらず通い慣れた道では特に眠くなりやすいようです。
この記事にたどり着いた人の中には、最近居眠りをしそうになってヒヤリとした経験がある方も多いのではないでしょうか?
今回は、運転中の居眠りを回避するために実践できる眠気解消法をご紹介していきます。
INDEX
運転中に眠くなる原因は?
運転中に居眠りをしてしまったことで事故を起こしてしまったり、注意力散漫になりヒヤリとした経験があるドライバーの方も多いはずです。
2015年3月に高速道路調査会が発表したアンケート調査(対象者1000人)によると、高速道路での運転において眠気を感じたドライバーは78%とおおよそ8割以上となっています。
この調査結果は数々のメディアで取り上げられ、運転中の事故がなぜおきてしまうのかについて重要な示唆を与えるアンケートとなりました。
また、居眠り運転が発生しやすい道路の線形は「直線区間」、発生しやすい交通状況は「空いていた」ということも判明しています。
つまり、運転中の刺激がなく交通量もそれほど少ない通勤路を車で通っている方こそ、最も居眠りの危険があることがわかります。
しかも、朝は「昨日の寝不足のせいだ」「最近疲れているのかな」と原因を仕事やスケジュールに決めつけてしまいがちです。
少しでもヒヤリとした経験がある方は、運転中の眠気を吹き飛ばす6つの解消法をご紹介しているので是非実践してください。
運転中の眠気を吹き飛ばす6つの解消法
運転中に突然訪れる眠気ですが、対処方法を調べてみると人それぞれ対策の仕方が異なることがわかります。ここでは、対症療法的なやり方から、根本的な解決まで、すべて試してみる価値があるものご紹介していきます。
1 駐車して仮眠をとる
最も効果的なのは駐車して仮眠をとることです。当たり前ですが、仮眠を取れる程度に余裕を持って通勤時間を調節することも視野に入れるべきです。
特に、高速道路を毎日使う方や、長時間通勤する環境の方の場合は、一度休憩を挟むことを考えておきます。
「少しでもまぶたが重くなったら休憩する」と決めておきましょう。事故は慣れや慢心から起こしてしまうことが多いですので、眠気を放置しようとするのだけはNGです。
2 息を止めて眠気を飛ばす
突然眠くなったときに効果があるのが、息を止めて眠気を飛ばす方法です。もちろん走行中にやると危険ですので、車は停めましょう。
眠気を飛ばす方法として「声を出す」「体を叩く」など様々な方法がありますが、試してみたところこれが地処方法としては最も効果があります!
3 眠気覚ましのツボを押す
眠気覚ましのツボは体の複数箇所にあります。このツボを刺激することで一時的に眠気を飛ばすことができるかもしれません。
- 中衝(ちゅうしょう):中指の爪の根元(中心より人差し指寄り)
- 合谷(ごうこく):親指と人差し指でくの字を作ったときの、親指人差し指の付け根間の骨のくぼみ
- 労宮(ろうきゅう):手のひらの真ん中(手を握ったときに中指と薬指の先が当たるところ)
4 カフェインを摂取する
眠気覚ましにはカフェインが効きます。カフェインは緑茶・コーヒー、エナジードリンクなどに含まれているため、寝不足を含め眠くなりそうなときのために常備しておくと良いでしょう。
たとえば、通勤時にコンビニでコーヒーを買うことを日課にするなどは良いかもしれません。ただし、カフェインは依存性があるため摂りすぎに注意しましょう。効果も薄くなると言われています。
5 ガムを常備する
カフェインではなくガムで眠気を飛ばす方法もあります。車に常備しやすいボトルタイプのガムを準備すると良いでしょう。「噛む」という行動をとることで脳を刺激することができます。
ボトルタイプのガムは種類も価格も様々あるのですが、特に辛いガムがおすすめです。
6 眠気覚ましグッズの利用
特にひどく眠気の悩みを抱えている人は、グッズを使って対策することも考えておくべきです。
冷却シート
体を冷やすことで眠気の原因になる副交感神経が抑制され、交感神経が働き始めます。首筋などに貼るだけで効果的な眠気予防になるでしょう。(会社に行くときに外すのを忘れずに!)
目薬
リフレッシュできる目薬を常備しておくのも一つの方法です。頻繁に眠くなることがある人の中でも、目薬を使用している人は意外と少ないのではないでしょうか?
仕事中の眠気などにも対処できるため、運転時のみならず身につけておくことをおすすめします。
まとめ|具体的な対策をしていきましょう
運転中の眠気に少しでも経験がある方は、油断せずに具体的な対策をしておくことが大切です。
特に、高速道路を使って通勤したり、長い間見慣れた道路を毎日走っている方は、「眠くなってもある程度大丈夫だろう」と考えてしまいがちです。
事故を起こさないためにも、今回の記事を参考に対策をしてみましょう!