中古車の買い替えを検討している人の中には、初めて中古車を買う人もたくさんいるのではないでしょうか。また、中古車自体を買うことは初めてではなくても、ネットでクルマを探して買うことが初めてという人もいるでしょう。
中古車を買うときにイチバン不安なことは「トラブルに巻き込まれるのではないか?」ということですよね。事実として、中古車購入時に、様々なトラブルに巻き込まれることは多いようです。
そこで今回は、中古車を買うときに起きることが多いトラブル事例と、その対処法をQ&A形式で解説していきます。
この記事を参考にすることで、余計な不安を抱えることなく中古車購入をすすめることができるでしょう。ぜひ参考にしてください。
うん、そうだんだけど…
中古車を買うときって、色々トラブルがあるみたいで…
自分が巻き込まれないか心配なんだよね。
よく発生するトラブルにはきちんと解決策や対処法が用意されています。
万が一のときのために注意点を学んでおけば、事前にトラブルを回避する準備ができます!
なるほどね!
じゃあ、トラブルはどうして起こるのか、教えてください!
INDEX
中古車購入のトラブルはなぜ起きるのか?
車を買うときのトラブルの注意点や対処法を知る前に
「なぜトラブルが起きるのか?」を学んでおきましょう!
車を買う前に、原因をおさえておかないとね。
車を買うときのトラブルには、後ほどご紹介するように様々な事例があります。ですが、ほとんどの場合原因は同じなのです。
具体的なトラブルの対処法を学ぶ前に、「なぜトラブルが起きるのか?」を整理しておくと、事前にトラブルを回避する確率がぐんとアップします。
トラブルの原因は、大きく分けて3つあります。
1 個人売買・オークション購入ではトラブルが起きやすい
個人売買やオークション購入では、仲介業者が入らない分、個人間の納得の行く金額で安く車を購入できる、メリットがあります。
しかし、何度も個人売買を経験している場合を除き、個人売買やオークションでのクルマ購入は避けるべきでしょう。
というのも、車を買うときには税金関係や買取時の車の状態などが細かく分からず、後から購入者と販売者の間で様々なトラブルが発生する場合があるからです。
2 保証内容・契約内容をよく確認していない
「購入後の不具合・故障」などは、車を実際に買うまでなかなか意識できないポイントです。
どれだけ安く買うことができるかという点にだけ集中していると、いざ買って乗り始めたときにすぐトラブルに見舞われてしまう確率が高くなってしまいます。
購入後にどのくらいの期間・範囲でトラブルに対応してもらえるかは、中古車を購入するときにとても大切です。
保証内容や契約書の内容をよく確認することが、安心して乗り続ける中古車を買うポイントです。
3 契約内容を書面で残していない
中古車購入後、エンジンの不調や故障などが発生した場合には、修理費などを売り手側に請求可能な場合が多いです。
法律の話になってしまいますが、契約書面を残しておくことで「契約違反」を根拠に購入後のトラブルの補填をしてもらうことも可能です。
しかし、それは口頭での約束ではなくきちんと契約書を残しておかないとできなくなる場合が多いです。
購入後、絶対にクルマに不調が起きないとは限らないため、契約内容を書面でしっかり残しておきましょう。
4 中古車を購入した販売店が遠い
中古車を購入することは、ネットを使えばどんな遠隔地の中古車販売店からも可能です。クルマの車種によっては、近所に在庫がなく、遠方から陸送して貰う場合もあるかもしれません。
もちろん、近隣の中古車販売店に取り寄せをしてもらうなどの方法もあります。しかし、できる限り近場の販売店と契約しておくと、万が一のトラブルが発生したときに対応することが簡単です。
遠い場所に販売店があると、相談でもトラブルの対応でも時間がかかることが多いため、中古車購入では自分が住んでいる地域の近くの販売店を選びましょう。
中古車購入によくあるトラブル事例と対処法(Q&A形式)
では、具体的なトラブルを見ていきましょう!
たくさんあるけど、ひとつひとつ注意していきたいな。
車を買うときによくあるトラブルには様々なものがありますが、ひとつひとつ具体的な対処法を知ることで避けることができます。
1 エンジンの調子が悪い
中古車購入後、エンジンが動かない、エンストを繰り返すなどの不調が見られる場合があります。
この場合には、修理費を中古車販売店へ請求することができます。
買ってからすぐエンジンに不調がありまともに使えない
Q.中古車を買ってすぐエンジンの不調に見舞われ、修理するしかなくなってしまいました。
A.「瑕疵担保責任」を理由として、中古車を販売した業者に対して損害賠償や返品を申し出ることができます。契約書を持ち、修理費を負担してもらうよう業者に掛け合いましょう。
もし修理に応じてもらえない場合には、第三者の業者への点検をしてもらい、修理費の見積りを出してもらいます。そうすることで、より具体的な修理へのステップを踏むことができます。
2 修理歴や事故歴が購入後発覚した
中古車を購入後、事前に言われていないのにも関わらず「故障車」「事故車」だったというケースがあります。ただし、事故車には販売時の表示義務がないため、返金や損害賠償を求めることはできないのが現実です。
ただし、「故障車」であり、販売業者がそれを偽っていた場合には、返金や返品を求めることができます。
購入後すぐに「修理した形跡がある」ことがわかった
Q.修理した形跡があることが購入後すぐに発覚したが、中古車を買った業者にはどのような対応を取れば良いのでしょうか?
A.修理歴のある車を販売する場合には、販売時の表示義務があります。あなたが中古車を購入した際に「修理歴が表示されていなかった」ことが契約内容から分かる場合には、販売業者に返金・返品を求めることができます。
契約書を持って業者に対して「修理歴は表示されていなかったはずだが、修理歴があることがわかった」と伝えれば、業者に対応してもらうことができますよ。
3 メーター改ざん車だった
走行距離の少ない中古車は高額である傾向にあります。しかし、メーターを改ざんし「走行距離を少なく見積り販売する業者」もいます。
今現在では車検証に過去最大地の走行距離を記載することが義務付けられているため、違法な販売手法を取ることができなくなっています。
中古車購入前にメーターが改ざんされているかが気になる
Q.相場より安く走行距離も短い中古車を買いたいと思っています。しかし、本当にその走行距離なのかが不安です。確認する方法はあるでしょうか?
A.走行距離を客観的に観るためには、車検証を見ましょう。過去最大の走行距離の値が分かります。車の仕様書や提示されているデータと同じかどうかを確認することが大切です。
また、購入後のトラブルに備えて、購入前に車検証やメーターなどの写真を撮影しておくと良いでしょう。
4 傷が最初からついていた
購入前から傷がついていたことを証明するのはかなり難しいのが現実です。現物を見て買うことが中古車購入でおすすめされている理由も、傷や汚れなどの状態を自分の目で確認することができるからなのです。
もし、傷が最初からついていた場合には、購入直後の写真などを残しておくと効果的です。まだ一度も自分で運転していないのに傷がついていることが証明できればOKです。
傷や汚れなどの状態を確認してから車を買いたい
Q.ネットで中古車を買おうと思っています。でも、近所の中古車ディーラーで買うのとは違って、現物を見れないリスクがとても高いとも感じます。納得できる中古車の買い方はないものでしょうか?
A.ネットで中古車を買う場合、非公開車両から中古車を探せるサービスを使えば現物を確認してから購入することができます。
個人売買やオークションでは、たとえ購入前に写真を送ってもらうなどの方法を取っても、意図的に傷を隠されたりしてしまう場合があり、あまり信頼できません。
5 再塗装済みの車両だった
修理歴のある車や、傷や凹みがひどい車、不人気色の車などは、再塗装されている場合があります。再塗装はほとんどの場合、ネガティブな理由が隠れています。
購入の契約をするときに、「血管を含めた状態で販売する」記載がある場合には、再塗装を疑ったほうが良いでしょう。
再塗装されていることが判明した。購入した業者に損害賠償を請求したい。
Q.再塗装されていることがわかり、自分の意にそぐわない買い物をさせられました。できれば返金を要求したいと考えていますが、どのように対処するべきでしょうか?
A.契約書を持参した上で「契約書の内容と異なり、”隠れた庇護”があります。」と要求することが必要になります。
ただし、その後の賠償などは法的な観点が含まれるため、自己解決が難しい場合には弁護士に相談することをおすすめします。
6 ニオイなどのポイントが目立つ
車内のニオイや汚れは、購入前であれば販売業者に改善を依頼するか、ほかの在庫を紹介してもらうなどの対策をお願いすることができます。
しかし、購入後になるとそれは難しく、自分自身で対策することが必要です。
エアコンからのニオイがきつく、どうにか対応したい
Q.中古車を購入したばかりなのですが、エアコンからのニオイがきつく、ストレスを感じます。販売業者に何らかの対応をしてもらうことは可能でしょうか?
A.販売業者に相談することも一つの方法ですが、自分自身で対策を講じることが最も早く効果的です。
具体的には、「スチーム消臭」などを活用して消臭をおこなうこと。芳香剤では効果が薄いばかりか、ニオイを余計に助長させてしまうことになるので注意が必要です。
トラブル対応まとめ|チェックリスト
中古車購入時には様々なトラブルがありますが、購入時に注意することは限られています。これから中古車購入をする人は、下記のトラブル対応・回避のためのチェックリストを参考にしてください。
チェックリスト
- 購入後の保証がついているか?
- 契約内容に不利になる項目がないか?
- 実車(現物)を見て買うことができるか?
- 購入後、どこで整備・点検することができるか?
- 特別な契約内容は書面で残せているか?
- 販売店は近所にあるか?
- 納車後、載っていない状態で車の写真を撮影したか?
上記のチェックリストを満たしていれば、万が一何らかのトラブルに見舞われたとしても、証拠を持って対応することができます。
中古車を安く購入する方法は?
ネットで車を買うなら、非公開車両から保証内容が良く、安全性の高い中古車を探す方法がベストです!
ネットで非公開車両を探すことが、最も良質で安い車を探す方法です。
また、自分で探す手間がかからないことも、忙しい人や車選びに時間をかけられない方にとって大きなメリットになるのではないでしょうか。
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保証期間や中古車の状態にも信頼感があります。
登録後の流れ
- 欲しい車の情報を入力(1分程度で完了)
- ガリバーから電話が来るので、詳しく欲しい車や予算を伝える
- 希望にあった中古車を紹介してもらう
- 納得したら契約し、近隣のガリバーへ受け取りに行く
おわりに|中古車を買うときは保証や契約内容に注意をしよう
中古車の値段だけに囚われず、契約内容・保証内容をよく確認することが、中古車購入のコツです!
そうだね、いろいろ教えてくれてありがとう!
(この店はどうやって儲かってるんだ??)
今回は、車を買うときによくあるトラブルと対処法をQ&A形式でまとめて解説していました。
車を買うときのトラブルのほとんどは、買い手の不注意と悪質な業者が原因です。そのため、契約内容をよく読み、安易に契約書にサインしてしまわない慎重さがとても大切。
本当に得をする買い方をするためには、「交渉術」などではなく注意深さが必要ですよ。
今回解説したトラブル内容を参考に、満足の行く買い物を目指しましょう。
いらっしゃいませ!
中古車をお探しですか??