車の修理を依頼したり、車のパーツを購入したりするときには、車の部位ごとの部品の名称が知らないと探すのが大変ですよね。
また、中古車購入や買取の際にも、できる限り車の部品について詳細を知っていたほうが、特に車を売買できる可能性が高いです。
しかし、かと言って車の専門雑誌を読んでも、知っていること前提で書かれている内容も多く、結局分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、車の部位名称を分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、車の部位の名称と仕組みがざっくり理解できるでしょう。ぜひ参考にしてください。
スタッフくん、実はボク、車のことを知ってる感出してるんだけど…
「サスペンション」とか言われても何のことやらわからないよ〜(´;ω;`)
では、車の部位名称をひとつひとつ学んでいきましょう☆
INDEX
- 1 車の部位の名称|エクステリア(外装)編
- 1.1 1 バンパー/リアバンパー
- 1.2 2 エンブレム
- 1.3 3 ラジエーターグリル
- 1.4 4 ヘッドライト
- 1.5 5 テールランプ
- 1.6 6 フロントガラス
- 1.7 7 ボンネット
- 1.8 8 ワイパー
- 1.9 9 ドアミラー(サイドミラー)
- 1.10 10 ナンバープレート
- 1.11 11 ルーフ
- 1.12 12 フェンダー
- 1.13 13 ドア(フロントドア・リアドア)
- 1.14 14 トランクカバー
- 1.15 15 エアロ
- 1.16 16 ピラー(フロントピラー/センターピラー)
- 1.17 17 ドアアウトサイドハンドル/ドアインサイドハンドル
- 1.18 18 サイドシル(ドアシル)
- 1.19 19 ホイール
- 1.20 20 タイヤ
- 1.21 21 ウィンカー(方向指示器)
- 1.22 22 マフラー
- 2 車の部位の名称|インテリア(内装)編
- 3 車の部位の名称|車体の部品(パーツ)編
- 4 中古車を安く買うには?|中古車購入の注意点とコツ
- 5 まとめ|車の部位名称を正しく知っておこう!
車の部位の名称|エクステリア(外装)編
ここでは、車の外装(エクステリア)に関する部位名称を解説していきます☆
車の部位名称のうち、ここでは外装(エクステリア)に関する名称と機能を解説していきます。中古車を買うときや修理箇所を確認するときには、名称を知っておくと何かと便利です。
また、車の部位のうち外見上最もカスタムしやすい部分なので、細かく覚えておいても損はありません。
1 バンパー/リアバンパー
エンジンを収納する役割を果たす金属製のカバーはバンパーと言います。車の後ろ側にあるものはリアバンパーと呼び分けることもあります。
衝突時の積荷や乗員、そしてエンジン内部への衝撃を吸収する役割があります。
2 エンブレム
メーカー名や社名がデザインされ、車の前面部分につえられているマークがエンブレムです。
3 ラジエーターグリル
エンジン冷却用の空気取り入れ口です。車の前面にあります。網目のような設計がされている場合があり、前面から観ると車の口に見える部分です。
グリルは「網」の意味ですが、これは旧車のラジエーターグリルが網によって作られていたことが由来になっています。
4 ヘッドライト
車の前方を照らすライトを「ヘッドライト」といいます。前方を明るくし走行時の安全を確保するだけではなく、対向車に自車を知らせる役割を担います。
ハイビーム・ロービームで使い分けを行いますが、対向車線の視界を邪魔しないように、通常はロービームで使用するのが一般的です。
5 テールランプ
後方に位置する車の点灯装置です。夜間時などで車の存在を気づかせる重要な役割を担うため、故障し片方が点いていないと取締りの対象になります。
また、反射板が取り付けられているため、後方から来ている車のヘッドライトで光を反射します。
6 フロントガラス
車の前面部、運転席とボンネットを挟むガラスは「フロントガラス」と呼びます。フロントガラスの厚さは約4mmで、風雨から乗員を保護する役割を持ちます。
一方、似ている部位に「ドアガラス」があります。ドアガラスとはドアについているガラスのことを指します。
7 ボンネット
車の前面部に位置する車自体と乗員を防護する部位です。
8 ワイパー
フロントガラスに備え付けられているパーツで、雨や土砂による視界の遮りを防止するためのパーツになります。簡単に取外し可能で、劣化しやすいため交換が必要です。
寒冷地では、積雪によってワイパーが凍るのを予防するため、夜間にワイパーを上げておくノウハウがあります。
9 ドアミラー(サイドミラー)
フロントドア左右外部に取り付けられているミラーで、ドアミラー/サイドミラーと呼ばれます。また、ドアミラーとウィンカー(方向指示器)が一体になっている車種もあります。
十分に横の車間を取って走行しないと、接触で故障することがある部位なので注意が必要です。
10 ナンバープレート
車の前方・後方にそれぞれ付けることを義務付けられているプレートで、一連指定番号や地域、車両番号が記されています。引っ越しの際にはナンバープレート変更が法律で義務付けられています。
11 ルーフ
車の屋根部分です。車内からウィンドウを開閉できるようになっているものは「サンルーフ/ムーンルーフ」と呼ばれます。
12 フェンダー
車前後左右のタイヤの泥除けのことを指してフェンダーと呼びます。また、車を走行していて歩行者に泥がはねないようにする仕組みも兼ねています。
「フロントフェンダー」と「リアフェンダー(クォーターパネル)」に区別されます。
13 ドア(フロントドア・リアドア)
車内と車外を区切るパーツです。乗り降りするときや荷物の出し入れのときに開きます。フロントドアは車前面のドアで、リアドアは車後方のドアのことを指します。
ドアの仕組みには2つの種類があり、「ヒンジドア」「スライドドア」の2パターンがあります。ミニバンなどでは自動開閉式のスライドドアが搭載されることが多いです。
修理のときは、スライドドアの故障費用が高くなることがほとんどです。特に電動スライドドアは費用が多くかかります。
14 トランクカバー
車の後方部分の荷物を収納するスペースを区切るカバーのことです。リアガラスごと開閉するのはトランクカバーではなく「ハッチ」と言います。
15 エアロ
空気抵抗を軽くするとともに、空気抵抗を走行に上手く活用する仕組みを持つパーツです。「エアロパーツ」という言葉で聞いたことがある人も多いと思います。
レースカーについている「ウィング」はエアロパーツです。
16 ピラー(フロントピラー/センターピラー)
「ピラー」は車体とルーフ部分を繋げる車の柱パーツです。
フロントにあるピラーはフロントピラー(Aピラー)呼びます。同じく車体中央部はセンターピラー(Bピラー)、後方部はリアピラー(Cピラー)と、それぞれ名称が異なります。
ピラーは基本的に視界のじゃまになります。そのため、「視界が広い」と言われる車種では、このピラーが細くなっています。
17 ドアアウトサイドハンドル/ドアインサイドハンドル
ドアを開閉するときに使う取っ手の部分の正式名称は「ドアアウトサイドハンドル」と呼びます。つまり、”ドアの外側の取っ手”のことです。
一方、内側は「ドアインサイドハンドル」と呼びます。
18 サイドシル(ドアシル)
ドアの下側部分を指して「サイドシル」もしくは「ドアシル」と呼びます。
19 ホイール
車の車輪部分のスチールもしくはアルミでできた車輪部分です。材質は様々なものがあり、特性が分かれます。
また、ドレスアップでもよくカスタムされるパーツになります。
20 タイヤ
車のホイールに付けるゴム製部品です。タイヤにも様々なものがあります。スタッドレス、スポーツタイヤ、低扁平タイヤなどがあります。
タイヤの空気圧は走行しているだけで少しずつ抜けていくので、1ヶ月に一度以上の空気入れ・調整が不可欠です。
21 ウィンカー(方向指示器)
方向指示灯とも呼ばれ、前方、後方の車に左右方向などの進路を示す際に使われます。ハザードのときはウィンカーは両方同時に点滅します。
点滅式の方向指示灯です。左方向・右方向など車の進路を外部に知らせます。またハザード点灯時には左・右共に点滅します。
22 マフラー
排気ガスを外部へ排出するための通り道となるパーツです。マフラーによっては、排出時の発生音が調整できるものもあります。
車の部位の名称|インテリア(内装)編
ここでは、車の内装(インテリア)に関する部位名称を解説していきます☆
車の内装の部位名称についてここでは解説していきます。いつも使っているものでも、詳しい名称を知らないことはけっこうありますよね。
1 アシストグリップ
運転中、運転する人が以外が乗る席についている取っ手のことです。ルーフ付近、ドアの内部から見て窓側についているものです。
揺れやカーブが起きたときに、身体の安定を保つためのグリップになります。
2 アームレスト
座席シートの横に備え付けられているひじかけです。カスタムパーツも販売されています。
3 センターコンソール
全座席の中央にある、サイドブレーキやカップホルダー(飲み物を入れる部分)が収納されている部分の名称です。
4 インストルメントパネル(インパネ)
ダッシュボードに就いている計器盤のことで、スピードメーターやエアコン操作ボタン、カーオディオやナビが付いている部分になります。
5 メータークラスター
メータークラスターというと名前がかっこいいですが、いわゆるスピードメーターの日差しを避けるためのひさしのことです。
6 コンソールボックス
運転席と助手席の間にある小物入れのことを指します。車によってはほとんどない場合がありますし、アームレスト一体型である場合もあります。
7 グローブボックス
助手席の前にある収納スペースのことを指します。車検証などを入れることが多い部分です。
車の部位の名称|車体の部品(パーツ)編
ここでは、車体の部品(パーツ)に関する部位名称を解説していきます☆
ここでは、車体の部品、特に内部の仕組みに関わる部位名称をご紹介していきます。エンジンやミッションなどは、ご自分で修理することはほとんどの方ができないと思います。
しかし、実際に修理する時になると、修理業者に壊れている箇所を伝えなければいけない場合がありますので、覚えておいて損はありません。
1 エンジン
エンジンは、車の原動力とも言える重要部品です。
エンジンが一度故障してしまうと、リコール対象車でない限りは高額修理になってしまいます。また、直せない場合もあります。
高額修理になってしまった場合は、故障車・廃車として買取に出すほうが良い場合が多いです。中古車を購入するほうが安く済むケースもあります。
2 ミッション
「ミッション」とは車の駆動系のギアのことを指します。MT車では自分で適切なギアに切り替えて走行する必要がありますが、AT車では自動で変速切り替えが行われます。
3 ターボチャージ
「ターボ車」のターボを指す言葉です。エンジン部分に空気を入れる(チャージ)ことによって、排気量以上の性能で走行することができる車種に取り付けられているパーツです。
4 ラジエーター
車の前方内部に取り付けられている、エンジン冷却用の部品です。走行時に空気を取り入れることで、エンジンを冷やし焼付きを防ぐ役割を担います。
ラジエーターグリルは、このラジエーターに空気を入れ込むパーツのことです。
5 ドライブシャフト
エンジンとタイヤを繋ぐ役割を果たすパーツです。ドライブシャフトがないと、エンジンの駆動力をタイヤに伝えることができません。
6 サスペンション
走行中に車体にかかる揺れや凹凸を軽減する装置です。「サスペンションアーム」「スプリング」「ショックアブゾーバー」と細かな部品で構成されています。
サスペンションは劣化していると乗り心地が悪くなったり、走行安定性が損なわれる場合があります。
中古車を購入するときには、実車を確認してサスペンションが上手く機能しているかどうかをチェックします。
中古車を安く買うには?|中古車購入の注意点とコツ
中古車を安く買うときには、いくつか注意点があります!
安く質の高い中古車を買うなら、必ず知っておいてくださいね♪
1 いつものディーラーや近所の販売店で何となく買わない
車の買い方にこれまであまりこだわっていなかった方も多いはずです。
それが悪いわけでは決してなく、近所にお世話にならせてくれる業者さんがいるのはとても良いことです。
しかし一方で、玉数は(台数)は多いけど質やカスタム内容に違いがあるような車種を購入する場合には、「本当に得する車両」を探すのにひと手間かけるほうが絶対良いです。
なぜなら、ディーラーや近所の買取店に在庫があったとしても、それが中古車市場全体から見て「安いかどうか?」は分からないからです。
どんな方法でも構いませんが、一度平均相場をネットで確認してみるなどをおすすめします。
グレードや年式により安く購入できることもあります。
しかし、極端に平均価格が安いなどはどこかが故障している可能性が高いので、価格と安心性(質)は別物と考え、両方をしっかり満たす車両を見つけることが大切です。
2 安く変える時期のタイミングを知る
中古車を安く変える時期にはある共通点があります。
その時期とは「決算期」に当たる時期です。決算期は年度(例:2018年4月初め〜2019年3月末)に2回あります。ひとつは「半期決算の9月」もうひとつは「年度末決算の3月」の時期。
車選びから納車までにはおおよそ1ヶ月程度かかるので、1ヶ月前に買い換えることがイチバン効果的です。
ただし、例外もあります。地域のニーズや購入する店舗の在庫などで大きく価格が変動する場合があります。
そのため、相場と比較して安いのであれば、そのときになるべく早く販売店に連絡すべきです。
車に限らず、最初高額な値段のものは価格が大幅に下がりますが、すでに安い価格のものは価格が下がっても少しだけです。
その差で良い中古車を誰かに買われてしまうのであれば、時期を無視してでも早めに購入することをおすすめします。
「買う意思がある/予定でいる」と販売店に事前に連絡しておき、仮押さえをしてもらう方法もあるでしょう。
3 今の愛車を高く買取査定する
中古車を安く買いたいのであれば、安い時期や購入する店舗選びだけではなく、「今の車をどれだけ高く売れるのか?」ということも大切ですよね。
実際、すでにディーラーに下取りに出す予定である人がいるかもしれませんし、廃車にしてしまう予定の人もいるかもしれませんが、そのままでは愛車を手放すときに損をしてしまうかもしれません。
愛車を高く売る方法は「今の車を高く買ってくれる業者を近所から探す」こと。
また、売るにあたって必要な書類や手続についても、ざっくりおさえておく必要があります。
中古車を買う前に今の車を高く売りたい方は、下記記事を参考にして、愛車を高く売るコツをぜひ学んでみてください。
おすすめ記事:車を売るときの方法・注意点まとめ!失敗しない買取知識を解説
4 非公開車両を検索する
中古車を安く買うにあたっては、様々な方法があります。
ここではすべてをご紹介できるわけではないものの、イチバンメリットのある方法は「非公開車両」から中古車を検索すること。
非公開車両とは、皆さんがいつも見ているWebカタログや雑誌に掲載されていない中古車のことで、大手販売業者が抱えている在庫のことです。
中古車を買うときには、「本当は事故車だから安いのでは?」「買ってすぐにトラブルが起きても保証してくれないのでは?」「素人だと思って騙されているのでは?」と色々なことが心配になります。
非公開車両から中古車を探せば、「在庫の有無」「価格」 など詳しい情報とともに車を紹介してもらうことができます。
非公開車両の使い方や、車購入時の注意点は下記記事で解説しているので、本格的に中古車を買いたい方はぜひ参考にしてください。
「非公開車両検索サービス」は、下記記事の後半で詳しく解説しています。
おすすめ記事:中古車を買うときの方法・注意点まとめ!失敗しないクルマ選びを解説
まとめ|車の部位名称を正しく知っておこう!
車の部位名称を知っておくことで、車の修理や買い替え、買取の際に役立てることができますよ☆
うん!
カスタムパーツ探すときにも役立つよね、ありがとう!
ありがとうございます☆
もし、新しく中古車の買い替えを検討しているのでしたら、「中古車を買う方法」もぜひ参考にしてくださいね☆
今回は、車の部位名称を様々なカテゴリーごとにできる限り分かりやすく解説してきました。
特定の車種のパーツの適合/不適合や、修理する際の費用の検索など、車に関する情報を調べるときに部位名称をおさえておけば、何かと便利なことが増えます。
また、車購入/買取のとき、特に中古車購入・買取では、これから買う車の部位ごとの状態をチェックしたり、これから売る車の査定減点ポイントをチェックするために、部位名称の知識が必要になるタイミングがあります。
今回の記事を参考に、ぜひ車の部位名称をしっかりおさえ、あなたのカーライフをより満足の行くものにしてくださいね。
お客様、どのようなご用件でしょうか??