「乗用車」とはどのような意味なのでしょうか?
これから乗る車を探そうとしている方の中には、軽自動車と普通車の違いや、乗用車の意味についてハッキリ知らない方も多いと思います。
普通に生活していて「乗用車」という用語を使うことはほぼないので、分からなくてもまったく不思議ではありません。
しかし、「乗用車」の意味について知らないと、車の維持費用や税金面について調べるときに、わからないことが増えてしまい不便ですよね。
そこで今回は、「乗用車」とはどのような意味を持つのか、どのような車が当てはまるのかについて解説していきます。クルマの基礎知識としてぜひ参考にしてください。
スタッフくん…
すごく今更感あるんだけど…「乗用車」って何を指すの??
「乗用車」とは「人の移動に使われる自動車」のことです!
あっ、いや…それはわかるんだけどね…
INDEX
乗用車の意味とは?
乗用車には詳しい定義や似ている言葉との違いがあります☆
ナンバー変更や税金に関する話題で大切になるので、「乗用車」の意味をしっかり抑えておくことが大切です♪
乗用車とはもちろん自動車のことを指しますが、自動二輪車や大型乗用自動車(バス)を含まないのが一般的になっています。
また、もっと狭い意味だと、タクシーなどの商用車が含まれません。
Wikipediaにおいても、対義語として「貨物自動車」「商用車」「特種用途自動車」が挙げられています。
乗用車(じょうようしゃ、英: passenger car)、乗用自動車とはもっぱら人間の移動のために用いられる自動車のことである。ただし、自動二輪車(オートバイ)や大型の乗用自動車(バス)は含まれないのが一般的である。また狭義としてタクシー・ハイヤーを除く自家用のものを指す場合もある。対義語としては貨物自動車、商用車、特種用途自動車などがある。
乗用車と似ている言葉としては「自動車」「普通・小型・乗用車」「軽自動車」が挙げられます。これらの用語と乗用車の意味の違いについて、次から見ていきましょう。
自動車と乗用車の意味の違い
自動車と乗用車の意味する範囲は異なります。それぞれの意味について違いをわけて解説します。
- 自動車:乗用車、貨物自動車(トラックなど)、商用車(タクシーなど)、特種用途自動車(バスなど)
- 乗用車:用途が乗用(日常生活で乗ること)に限る自動車
つまり、自動車はすべての車が含まれる言葉ですが、乗用車は自動車のうち「通常の用途で使うもの」に限定された車を指します。
そのため、皆さんが普段乗っている車のうちほとんどは乗用車になります。
あくまでも、自動車全体のジャンルのひとつなのが「乗用車」なのです。
でも、乗用車という感じを見ると「乗る用の車」ですから、少し意味が紛らわしいですよね。実際のところ、「乗用車」の言葉の定義はあやふやな部分も多いといえます。
軽自動車の場合には、「乗用軽自動車」とそれ以外の軽自動車に分かれます。軽自動車のうち、乗用で皆さんが乗るワゴンR、N-BOXなどの車は乗用軽自動車に含まれますが、軽トラックを含むか含まないかには差があるようです。
乗用軽自動車という場合、軽トラックを含むのが慣例になっています。
小型乗用車、普通乗用車、大型乗用車、軽自動車、の違いとは
乗用車は「普段使いで使う車」ですが、その中にも様々な種類があります。排気量や全長・全幅・全高で決められていますが、ひと目見ただけで判断するのは難しいです。
車を実際に選ぶときには、「コンパクトな車が欲しい」「大型のどっしりとした車体の車を選びたい」と用途で探しますよね。
そのときに、カタログ社員だけではサイズ感が上手くつかめないことがあります。
しかし、この4つのうち「小型乗用車」「普通乗用車」「軽自動車」はナンバープレートで見分けることができます。
正確には、ナンバープレートの地名の右側に書かれている数字番号で見分けることが可能です。(下記引用図の場合は「500」)
それぞれの見分け方を解説していきます。
小型乗用車の定義と見分け方
ナンバープレート分類番号が「5」または「7」で始まる乗用車は小型乗用車です。5ナンバー車、7ナンバー車と呼ばれます。
全長 | 4.7m以下 |
---|---|
全幅 | 1.7m以下 |
全高 | 2.0m以下 |
排気量 | 2000cc以内 |
コンパクトカーと呼ばれるエコカーのほとんどは小型乗用車に分類されています。車体がコンパクトであるだけでなく、排気量も2000cc以内である必要があります。
普通乗用車の定義と見分け方
ナンバープレートの分類番号が「3」で始まる車両が普通乗用車と呼ばれます。3ナンバー車と呼ばれる車のことを指します。乗車定員は10人以下です。
全長 | 4.8m以上 |
---|---|
全幅 | 1.8m以上 |
全高 | 2.1m以上 |
排気量 | 2001cc以上 |
※小型乗用車の定義を少しでも上回った場合には3ナンバー車になります。
大型乗用車の定義と見分け方
大型乗用車は、車両総重量11,000kg以上、最大積載量が6,500kg以上、そして乗車定員が30人以上の四輪車を指します。
軽自動車の定義と見分け方
黄色ナンバープレートがついている車は軽自動車に分類されます。カラーで分類されているので、乗用車との違いが分かりやすいです。
全長 | 3.4m以下 |
---|---|
全幅 | 1.48m以下 |
全高 | 2.0m以下 |
排気量 | 660cc以内 |
日本自動車販売協会連合会が調査し公表している「新車・年別販売台数(登録車)」には軽自動車が含まれていません。それは、軽自動車が乗用車の定義に該当しないためです。
軽自動車は税金面でも乗用車と異なる場合があるため、支払いや購入の際に注意する必要があります。
車検・自動車税による自動車の分類方法を整理しよう
車検や自動車税の分類を知っておくことも重要です☆
- 車検の分類
- 自動車税上の分類
にわけて解説していきます♪
自動車・軽自動車は車検や自動車税、道路交通法上の表記でそれぞれ異なる意味合いがあります。
特に車検や自動車税の制度は軽自動車と普通車で分かれているなど、少々複雑な部分があります。
車を購入するときに困らないように、それぞれの分類について解説していきますので、車の購入をひかえている方はぜひ参考にしてください。
車検による車の分類
車検では軽自動車・普通乗用車の両方とも初回車検は3年目になります。また、2回目以降は2年毎の車検更新になる点で同様になります。
一方、車検費用は普通乗用車と軽乗用車で大きく異なります。軽自動車の車検費用は5万円〜8万円ほどが相場ですが、普通乗用車の車検費用は7万円〜9万円になります。
自動車税による車の分類
自動車税は、普通乗用車の「自動車税」と、軽自動車の「軽自動車税」に分類されます。
自動車税の場合には買い替え時に使用しない月日分の自動車税を還付することができますが、軽自動車税では1年に一度の更新のみで、年度の途中で買い替えても還付を受けることができないという違いがあります。
自動車税に関しては下記記事でも解説しています。
おすすめ記事:自動車税・軽自動車税はいつまでに支払う?税額や納付書の基礎知識
中古車を安く買うには?|中古車購入の注意点とコツ
中古車を安く買うときには、いくつか注意点があります!
安く質の高い中古車を買うなら、必ず知っておいてくださいね♪
ここでは、中古車を買いたいと考えている方に向けて、中古車をお得に買うための方法を解説しています。ざっくりとチェックして、中古車購入の方法を学んでみてくださいね。
1 いつものディーラーや近所の販売店で何となく買わない
車の買い方にこれまであまりこだわっていなかった方も多いはずです。
それが悪いわけでは決してなく、近所にお世話にならせてくれる業者さんがいるのはとても良いことです。
しかし一方で、玉数は(台数)は多いけど質やカスタム内容に違いがあるような車種を購入する場合には、「本当に得する車両」を探すのにひと手間かけるほうが絶対良いです。
なぜなら、ディーラーや近所の買取店に在庫があったとしても、それが中古車市場全体から見て「安いかどうか?」は分からないからです。
どんな方法でも構いませんが、一度平均相場をネットで確認してみるなどをおすすめします。
グレードや年式により安く購入できることもあります。
しかし、極端に平均価格が安いなどはどこかが故障している可能性が高いので、価格と安心性(質)は別物と考え、両方をしっかり満たす車両を見つけることが大切です。
2 安く変える時期のタイミングを知る
中古車を安く変える時期にはある共通点があります。
その時期とは「決算期」に当たる時期です。決算期は年度(例:2018年4月初め〜2019年3月末)に2回あります。ひとつは「半期決算の9月」もうひとつは「年度末決算の3月」の時期。
車選びから納車までにはおおよそ1ヶ月程度かかるので、1ヶ月前に買い換えることがイチバン効果的です。
ただし、例外もあります。地域のニーズや購入する店舗の在庫などで大きく価格が変動する場合があります。
そのため、相場と比較して安いのであれば、そのときになるべく早く販売店に連絡すべきです。
車に限らず、最初高額な値段のものは価格が大幅に下がりますが、すでに安い価格のものは価格が下がっても少しだけです。
その差で良い中古車を誰かに買われてしまうのであれば、時期を無視してでも早めに購入することをおすすめします。
「買う意思がある/予定でいる」と販売店に事前に連絡しておき、仮押さえをしてもらう方法もあるでしょう。
3 今の愛車を高く買取査定する
中古車を安く買いたいのであれば、安い時期や購入する店舗選びだけではなく、「今の車をどれだけ高く売れるのか?」ということも大切ですよね。
実際、すでにディーラーに下取りに出す予定である人がいるかもしれませんし、廃車にしてしまう予定の人もいるかもしれませんが、そのままでは愛車を手放すときに損をしてしまうかもしれません。
愛車を高く売る方法は「今の車を高く買ってくれる業者を近所から探す」こと。
また、売るにあたって必要な書類や手続についても、ざっくりおさえておく必要があります。
中古車を買う前に今の車を高く売りたい方は、下記記事を参考にして、愛車を高く売るコツをぜひ学んでみてください。
おすすめ記事:車を売るときの方法・注意点まとめ!失敗しない買取知識を解説
4 非公開車両を検索する
中古車を安く買うにあたっては、様々な方法があります。
ここではすべてをご紹介できるわけではないものの、中古車を買うときに最もメリットのある方法は「非公開車両」から中古車を検索すること。
非公開車両とは、皆さんがいつも見ているWebカタログや雑誌に掲載されていない中古車のことで、大手販売業者が抱えている在庫のことです。
中古車を買うときには、「本当は事故車だから安いのでは?」「買ってすぐにトラブルが起きても保証してくれないのでは?」「素人だと思って騙されているのでは?」と色々なことが心配になります。
非公開車両から中古車を探せば、「在庫の有無」「価格」 など詳しい情報とともに車を紹介してもらうことができます。
非公開車両の使い方や、車購入時の注意点は下記記事で解説しているので、本格的に中古車を買いたい方はぜひ参考にしてください。
「非公開車両検索サービス」は、下記記事の後半で詳しく解説しています。
おすすめ記事:中古車を買うときの方法・注意点まとめ!失敗しないクルマ選びを解説
まとめ|車の分類を知り費用や購入方法を見直そう!
車の分類を正しく知って、ご希望の車を慎重に探してみてくださいね♪
うん、今さら聞けないことを教えてもらって助かったよ!
ありがとうございます☆
中古車を検討しているのでしたら、「中古車を買う方法」もぜひ参考にしてくださいね☆
今回は、「乗用車」とはどのような意味を持つのか、どのような車が当てはまるのかについて解説してきました。
車のカテゴリー分けを詳しく知らなくても中古車や新車を買うことは全然できることですし、ディーラーや購入した店舗に手続きをすべて任せることができれば、自分で車のいろいろな知識を知っておく必要はありません。
しかし、車は人生において何度か買い換えるものですし、お金も継続的にかかるものなので、できる限り費用を抑えるために必要な知識を知っておくと、何かと役に立ちます。
今回の記事を参考に、車のカテゴリーや税金などのことについてぜひ学んでくださいね。
お客様、どのようなご用件でしょうか??