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自動車税・自動車重量税以外に車購入にかかる初期費用は?
これまで見てきたように、車を購入する際には、初期費用として様々なお金がかかります。
自動車税・自動車重量税に加えて、取得税、自賠責保険・任意保険、そしてリサイクル料金など細かな内訳の費用がたくさんあります。
- 自動車税/軽自動車税
- 自動車重量税
- 自動車取得税
- 自賠責保険
- リサイクル料金
- 登録に伴う費用
- 頭金
下記では、自動車税・自動車重量税以外にかかる費用について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
自動車取得税
自動車を購入したときに自動車税・自動車重量税とは別に掛かる3つの目税金が「自動車取得税」です。中古車を購入した場合の自動車取得税は、下記の計算式で計算することができます。
また、自動車取得税は車両本体価格が50万円以下か、取得価格の金額が50万円以下の場合は0円になります。
(課税標準基準額×0.9×残価率)=取得価格(1,000円未満切り捨て)
取得価格×3%(軽自動車は2%)=自動車取得税
課税標準基準額とは、地方財務協会が発行している「自動車取得税の課税標準額及び税額一覧表」に定められている金額です。
残価率は車が新車登録から経過した日数によって変化します。残価率表は下記の通りです。
経過年 | 普通車 | 軽自動車 |
---|---|---|
1年 | 0.681 | 0.562 |
1.5年 | 0.561 | 0.422 |
2年 | 0.464 | 0.316 |
2.5年 | 0.382 | 0.237 |
3年 | 0.316 | 0.177 |
3.5年 | 0.261 | 0.133 |
4年 | 0.215 | 0.1 |
4.5年 | 0.177 | なし |
5年 | 0.146 | なし |
5.5年 | 0.121 | なし |
6年 | 0.1 | なし |
参考:自動車取得税における通常の取引価額について – 総務省
たとえば、200万円の中古車(5年落ち)を購入した場合には、下記のような計算で「7,860円」になります。
200万円×0.9×0.146=262,800円
1,000円未満切り捨てで取得価格262,000円
取得価格262,000円×3%=7,860円
自賠責保険・任意自動車保険
自賠責保険・任意で加入する自動車保険も、購入と同時に加入する必要があるため、初期費用の計算にいれるべきでしょう。
任意自動車保険は保険会社の料金に準じますが、自賠責保険は下記のように保険料が決まっています。
車両区分 | 37ヶ月 | 36ヶ月 | 25ヶ月 |
---|---|---|---|
軽自動車 | 35,610円 | 34,820円 | 25,880円 |
普通車 | 36,780円 | 35,950円 | 26,680円 |
車両区分 | 24ヶ月 | 13ヶ月 | 12ヶ月 |
---|---|---|---|
軽自動車 | 25,070円 | 15,960円 | 15,130円 |
普通車 | 25,830円 | 16,380円 | 15,520円 |
新車購入時には37ヶ月分を支払う必要があります。また、車検切れの中古車を購入する場合には、25ヶ月分の保険料を支払う必要があります。
任意保険については安い人保険会社を比較することが大切です。下記リンクを参考にしてください。
リサイクル料金
リサイクル料金とは、購入した車を廃車にする際に処分するエアバックやエアコンの処理費用となる料金のことです。
車に搭載されているエアバック数やエアコンの有無によって金額が大きく異なるため、注意が必要です。
一般的には、2万円以内で収まることがほとんどです。ときには数千円で済む場合もあります。
登録に伴う費用・ローンを組んだときに支払う費用
販売店から車を購入する場合には、車を運輸支局へ登録する作業や車庫証明申請などの準備が必要です。
ただし、ほとんどの場合には販売店が納車までに代行しておこなってくれるため、細かな手続きについては深くしらなくても問題ありません。
登録に伴う費用は、下記の通りです。
- 登録代行費用
- 車庫証明費用
- 整備費用
- 納車費用
- その他(クリーニング・整備代など)
また、ローンを組んで車を購入する場合には、頭金を準備する必要があります。頭金を支払う契約をすることで、金利の安いローンを組みやすくなるメリットもあります。
頭金に関しては、下記記事もぜひ参考にしてください。
おすすめ記事:車の頭金の目安はいくら?購入前に知りたい費用と相場・ローンまとめ
中古車を安く買い替えるなら必ず注意すべきポイント
中古車を安く買い替えたいときには、いくつか注意点があります!
安く質の高い中古車を買うなら、必ず知っておいてくださいね♪
1 いつものディーラーや近所の販売店で何となく買わない
車の買い方にこれまであまりこだわっていなかった方も多いはずです。
それが悪いわけでは決してなく、近所にお世話にならせてくれる業者さんがいるのはとても良いことです。
しかし一方で、玉数は(台数)は多いけど質やカスタム内容に違いがあるような車種を購入する場合には「本当に得する車両」を探すのにひと手間かけるほうが絶対良いです。
なぜなら、ディーラーや近所の買取店に欲しい車の在庫があったとしても、それが中古車市場全体から見て「安いかどうか?」は分からないからです。
どんな方法でも構いませんが、一度平均相場をネットで確認してみるなどをおすすめします。
極端に平均価格が安いなどはどこかが故障している可能性が高いので、価格と安心性(質)は別物と考え、両方をしっかり満たす車両を見つけることが大切です。
2 安く変える時期のタイミングを知る
中古車を安く変える時期にはある共通点があります。
その時期とは「決算期」に当たる時期です。決算期は年度(例:2018年4月初め〜2019年3月末)に2回あります。ひとつは「半期決算の9月」もうひとつは「年度末決算の3月」の時期。
車選びから納車までにはおおよそ1ヶ月程度かかるので、1ヶ月前に買い換えることがイチバン効果的です。
ただし、例外もあります。地域のニーズや購入する店舗の在庫などで大きく価格が変動する場合があります。
そのため、相場と比較して安いのであれば、そのときになるべく早く販売店に連絡すべきです。
車に限らず、最初高額な値段のものは価格が大幅に下がりますが、すでに安い価格のものは価格が下がっても少しだけです。
その差で良い中古車を誰かに買われてしまうのであれば、時期を無視してでも早めに購入することをおすすめします。
「買う意思がある/予定でいる」と販売店に事前に連絡しておき、仮押さえをしてもらう方法もあるでしょう。
3 今の愛車を高く買取査定する
車を安く買いたいのであれば、安い時期や購入する店舗選びだけではなく、「今の車をどれだけ高く売れるのか?」ということも大切ですよね。
実際、すでにディーラーに下取りに出す予定である人がいるかもしれませんし、廃車にしてしまう予定の人もいるかもしれませんが、そのままでは愛車を手放すときに損をしてしまうかもしれません。
愛車を高く売る方法は「今の車を高く買ってくれる業者を近所から探す」こと。
また、売るにあたって必要な書類や手続についても、ざっくりおさえておく必要があります。
車を買う前に今の車を高く売りたい方は、下記記事を参考にして、愛車を高く売るコツをぜひ学んでみてください。
おすすめ記事:車を売るときの方法・注意点まとめ!失敗しない買取知識を解説
4 非公開車両を検索する
中古車を安く買うにあたっては、様々な方法があります。
ここではすべてをご紹介できるわけではないものの、イチバンメリットのある方法は「非公開車両」から中古車を検索すること。
非公開車両とは、皆さんがいつも見ているWebカタログや雑誌に掲載されていない中古車のことで、大手販売業者が抱えている在庫のことです。
中古車を買うときには、「本当は事故車だから安いのでは?」「買ってすぐにトラブルが起きても保証してくれないのでは?」「素人だと思って騙されているのでは?」と色々なことが心配になります。
非公開車両から中古車を探せば、「在庫の有無」「価格」 など詳しい情報とともに車を紹介してもらうことができます。
非公開車両の使い方や、車購入時の注意点は下記記事で解説しているので、本格的にプリウスを購入したい方はぜひ参考にしてください。
「非公開車両検索サービス」は、下記記事の後半で詳しく解説しています。
おすすめ記事:中古車を買うときの方法・注意点まとめ!失敗しないクルマ選びを解説
中古車を買う前に注意するべきことは…
- 「何となく」で中古車販売店を選ばない。
- 中古車を安く買える決算期に買い換える。
- 今の愛車を高く売る方法を知って予算を確保する。
- 中古車は「非公開車両」から探す。
この4つになります☆
まとめ|初期費用を計算に入れて安く中古車を購入しよう
中古車選びは感覚ではなく、注意点をしっかりおさえた上で購入することが大切ですよ♪
うん、わかった、ありがとう!
初期にかかるお金がわかったから、予算を立てやすくなったよ!
もし中古車の買い方に不安がありましたら、「中古車を買う方法」も参考にしてくださいね☆
今回は、1500ccの自動車を購入するときにかかる税金を具体例を交えて解説してきました。
安く質の高い中古車を買うにあたっては、税金・保険関係のお金に関して販売店任せにするのではなく、購入するあなた自身が、税金の計算方法や初期費用の計画を立てることが大切です。
今回の記事を参考に、ぜひ安く自分に合った中古車を探してくださいね。
自動車を購入するときには、税金以外にも様々な費用がかかるんです。
車両本体の価格だけで選ぶのではなく、各種税金や保険、そして頭金などを考慮したうえで車を選ぶことが大切ですよ。