「タントの調子が悪い」「エアコンが壊れた」「エンジンに異音がある」…普段使用しているクルマのトラブルは、生活を揺るがす大きな事件です。
タントを修理に出そうとしている方の中には、「修理費用がどのくらいかさむのだろうか?」を最も重要視している方も多いのではないでしょうか。
維持費は安く済ませたい反面、しっかり使えないと困る自家用車の悩みは、出来る限り早めに解決しておきたいですよね。
ダイハツタントは、エンジンの不調、CVTやミッションの故障事例が報告されているので、事前に故障箇所を知ったうえで、必要な場合には修理業者に依頼する必要があります。
そこで今回は、タントによくありがちな故障の症状と対処法、そして修理費用がかさむ場合にはどうすれば良いのかを具体的にご紹介していきます。
いや〜、うちのタントが調子悪くてね…修理しようと思うんだけど、直るかどうかよりも「修理費用」が気になってね…
なるほど…ではまずタントのどの部分に修理が必要なのかを調べるために、タントの故障としてよくあげられる症状を見ていきましょう。それからでも、遅くはありませんよ☆
うわぁ…頼もしいけど…なんか軽い…
INDEX
ダイハツタントのよくある故障は?|エンジン不調・ミッション故障・CVTの故障など
では、ダイハツ タントの故障事例としては、エンジン・CVTの不調と故障、ミッションの故障やターボ車の故障事例などがあります。
ダイハツタントの故障事例:カスタムターボ車の故障や不具合、異音
タントのうち「カスタムターボ」に多いのが、走行負荷がかかることによる異音。「ピーピー」と音がなるという不具合が多く見られます。
ターボ系のバキュームホースが外れていたり、吸気排気のガスケットの不良などが原因に挙げられます。
ガスケット不良の場合には13万円以上の費用がかかる場合があります。
ダイハツタントの故障事例:スライドドアからカタカタと音が鳴る
タントのスライドドアから異音が発生する場合があります。原因としては、ダウンストッパーの噛み合いが上手く行かず、ドアが振動することなどが挙げられます。
8万円以下の場合もあるようですが、交換の場合は20万前後かかる場合があります。
ダイハツタントの故障事例:エンジントラブルと不調・ミッション、CVTの故障
エンジントラブルのうち、アイドリング時に異音が発生したり振動が大きく伝わってきたりという不具合事例があります。
この場合、エンジンマウントを修理をおこなうことで、振動を抑えることができます。修理は3万円ほどでおこなうことができます。
それ以外のエンジントラブルは点火系のトラブルである可能性が高く、イグニッションコイルなどの劣化が考えられます。
また、CVTの故障では、変速時に振動が大きくなり急激に回転数が下がる症状が出る事例がありました。この場合には、CVT油圧制御バルブの交換になります。
CVT故障の場合は30万円以上が相場なので、修理費用を出すのが難しい場合や、高年式車のタントの場合には、配車買取をおこなったほうが良い場合もあります。
ただし、CVT故障のうちリコール車に該当するものは、無償交換を行なってもらえる可能性があります。リコールに該当する型式・年式かどうかをチェックしましょう。
ダイハツタントが故障したときにすべきこと
ここでは、上記でご紹介したようなトラブルや不調が見つかった場合に、どのような行動を取るべきかを解説しています。
1 修理業者に確認する
クルマに詳しい方や、整備士の資格を持っている方などを除き、クルマの中身に詳しくない方はご自身で直すということはできる限り避けるべきでしょう。
修理業者に持ち込み、修理費用の見積りをとってもらうことが先決です。
毎日クルマを使う方は、台車を貸してくれます。
まずは、緊急措置として見積りを取ることを最優先に考えましょう。
2 修理予算の限度を決める
見積りを取ったら、次は修理予算の限度を決めます。
修理自体に数十万かかる場合に加え、走行距離が原因の不調などは修理をした後も不安が残る場合もあります。車検費用も今後多くかかる可能性もあります。
そのため、乗り続けるか、それとも安い中古車を検討するかを見積額をもとに検討することが大切です。
地域の修理業者は、今ではネットで検索して依頼まで済ませることができます。修理業者検索サービスは下記でご紹介しています。
3 査定買取を検討する
修理業者の見積を確認し、予算内で修理ができそうならば修理を行いましょう。
ここで検討するべきなのは、見積を行った末に「直さない」という選択肢を取った場合です。
この場合、修理はできるが相応のお金がかかる、もしくは、そのまま廃車にしてしまうの2つの選択肢があります。
どちらの場合でも、今の修理が必要な車をできるだけ高く買い取ってもらい、次の中古車購入の費用に充てることができます。
修理せず、買い替えを行うのであれば、「事故車・廃車の買取専門業者」に依頼することで最も高く売ることができます。
修理業者をすぐ探せる!利用したい修理業者検索サービス
「故障のため修理を依頼したい!」といった場合に最初に思いつくのは、クルマを購入したディーラーに修理依頼をする方法です。
クルマを購入した店舗に直接依頼をすることは、知らない業者に依頼するよりも安心できます。
しかし、業者ごとに修理にかかる金額を比較したり、より近い店舗や評判の良い業者に依頼したりといった「細かな比較検討」ができにくいといったデメリットがあります。
また、中古車を購入した店舗である場合には、「次のクルマを買うときもその店にせざるを得なくなってしまう」といったちょっとした気遣いをしてしまうこともありますよね。
そこでオススメなのは、整備・修理業者を地域ごとに検索できるサービスを活用することです。
電話や店舗への往復などは必要なしに、故障箇所や地域を選択して修理業者を検索することができます。
整備・修理業者を地域ごとに検索できる「Goo Pit」
業者によっては車検の際にお願いできる新たな「信用できる車屋さん」と出会えることもあります。
また、地域ごとに安い業者をすぐ検索できるため、クルマが故障して生活が大変!といったときに手軽に自宅で依頼することが可能です。
修理業者を探したい方は下記ページより依頼へ進んでみましょう。最初に登録作業などはありませんので、まずは探してみることをおすすめします。
「廃車」にする前に!利用したい廃車買取サービス
故障箇所が多かったり、修理がほとんど難しい故障箇所があったりした場合には、今のクルマを廃車にすることになるケースもあります。
その際は、廃車・事故車専門の買取サービスを利用することで、できるだけ高く、今のクルマを売ることができます。
事故車・廃車の買取サービス「カーネクスト」
廃車の場合は値段はつかない…とイメージしがちですが、事故車・廃車専門の買取業者であれば廃車費用がかからない+出来る限り高い買取額で売却することができます。
状態によっては、通常の査定買取サービスで買取を行うことができることもあります。しかし、廃車になってしまうような状態のクルマであることがわかった場合は、廃車専門業者に買取をしてもらうべきでしょう。
もし、今の愛車が「廃車」になってしまうことが分かったら…まずは廃車専門の買取サービスを利用してみましょう。費用は一切かからず、店舗に行く必要もないため、手間もかかりません。
ダイハツタントのリコール情報は?|対象車はCBA-L375S/DBA-L375S/CBA-L385Sなど多数
バックステーの腐食によるリコール
ダイハツタントでは、平成28年にリコール情報が出されています。
不具合の内容は、バックドアのガス封入式ステーの外筒エンドキャップの塗装の不備です。沿岸地域でタントに乗っている場合、その部分が腐食してしまう可能性があるとしています。
乗り続けていると腐食が進行して、外筒部分が膨張することで破損し、負傷の恐れがあるとされています。
バックステーの代替品を無償交換を行なってくれますが、沿岸地域で使用していたタントから優先しておこなわれているため、ダイレクトメールで通知されているようです。
- 型番:CBA-L375S,DBA-L375S,CBA-L385S,DBA-L385S
- 製作期間:平成19年12月12日~平成25年9月9日,平成19年12月12日~平成25年9月9日
- 台数:約80万台
もし万が一、購入した中古車などでバックステー部分の腐食が進んでいた場合や、ダイレクトメールに気づいていない場合には、ダイハツ販売店で無償交換・修理してもらうことができます。
CVTのトルクコンバータの不具合によるリコール
CVT(自動無段変速)のトルクコンバータの内部ベアリング製造が不適切で、使用過程でベアリングが摩耗して破損する恐れがあることから、リコール情報が出されています。
最悪の場合、エンジンストップのトラブルによって修理が難しくなってしまうため、リコールに該当するタントを所有している場合には、ダイハツ店舗に持ち込みましょう。
- 型番:DBA-LA600S,DBA-LA610S
- 製作期間:平成25年10月19日~平成26年2月26日,平成25年10月28日~平成26年2月20日
- 台数:約1万台
参考:ムーヴ、ミラ、ミラ イース、タント、タント エグゼ、ムーヴ コンテ、ミラ ココアのリコールについて – DAIHATSU
中古車を安く買う方法は?
クルマの買取と合わせて、中古車の買い替えを検討している方に向けて、ここではクルマを安く買う方法をご紹介しています。
中古車の購入方法は、大まかに4つの方法があります。
1 中古車販売店で購入する
中古車販売店とは、ディーラー以外の個人・企業が経営する業者です。そのため、様々なメーカーの中古車を扱います。
メーカーの基準によらずに値引きなどができるため、ディーラーよりも安くクルマを買えることが多いです。
ただし、店舗ごとの在庫だったり、店舗によってサポートに差があったりと中古車購入初心者の方には実はあまり向いていない買い方になります。
2 ディーラーで中古車を購入する
ディーラーとは、特定の自動車メーカーと特約店を結んでいる業者のことです。
そのため、販売店とは異なり同じメーカーのクルマのみを販売します。
ディーラーでクルマを買うと、故障したときの連絡やクルマ乗り換えをサポートしてくれます。
しかし、販売の基準が決まっているため、値下げや限界価格があらかじめ決まっています。
中古車を買う方法としてはイチバン値段が高くなりますが、比較的新しい中古車を買うことができます。
3 オークション・個人間売買で購入する
オークションや個人間売買は、業者が間に入らないため安い金額で中古車を買うことができます。
クルマの整備や特徴などに詳しい方々であれば中古車を手に入れる効果的な方法です。
しかし、購入するための手続きから、修復歴などの車両の状態までしっかり知った上で買わないと、状態の悪い中古車を買うことになってしまいます。
知り合いにアドバイスをしっかりしてくれるような知人・友人がいる場合は、信頼してお任せしてみるのも一つの方法でしょう。
4 ネットで中古車を検索する
Webサイトから中古車を探し、販売店へ連絡することで中古車を買う方法もあります。
ネットで探すことで、わざわざ時間を使って業者へ連絡したり、実際に見に行ったりする手間を省くことができます。
また、ほしいクルマを探すのに欠かせない「車の台数」「情報の量」が圧倒的です。
また、イチバン気になる「安さ」の面でも、「中間業者が少ない」「全国から探せる」ことから有利になります。
しかし、保証期間などのサポートや、中古車状態が心配になります。
加えて、探すクルマの数が多すぎて探し尽くせないということもありがちです。
それを解決する方法として、「サポートが厚く、状態の良いクルマをネットで探す方法」を下記でご紹介しています。
結論としては、1〜4のうち最も安く質の良い中古車を買うなら「ネットで中古車を検索する」ことが最も良い方法です。メリットを下記でまとめておきます。
<ネットで中古車を探すメリット>
- ディーラーや販売店よりも探せるクルマが多い
- 保証やサポートが多い中古車検索サイトを選べる
- オークションや個人売買より信頼性が高い
- 手間がかからない
- 安い・目当てのクルマを全国から探すことができる
メリットに納得した方は、迷わずネットで中古車を購入しましょう。
大手サービスなら手続きや金銭面でトラブルになることはありませんし、いざというときは電話などで相談もできます。
非公開車両から欲しい車を検索できる「ズバット車販売」
非公開車両とは、私たちが通常の中古車サイトで見るような販売車両ではありません。
大手だけが持っており、一般公開はされていない中古車のことです。
目当てのクルマが決まっている方や、予算が決まっている方はぜひ登録しておきましょう。
V.Pがおすすめする中古車検索サービスは下記に掲載します。
ズバット車販売の特徴
メーカー、予算等の条件を指定し名前とTEL、メールアドレスを入力するだけで大量の在庫から中古車を検索できる大手企業「ガリバー」のサービス。
ひとつひとつの店舗で探す手間をかけることなく、登録するだけで希望の車の情報を受け取ることができるため、お得に中古車を探し購入したい方におすすめのサービスです。
保証期間や中古車の状態にも信頼感があります。
登録後の流れ
- 欲しい車の情報を入力(1分程度で完了)
- ガリバーから電話が来るので、詳しく欲しい車や予算を伝える
- 希望にあった中古車を紹介してもらう
- 納得したら契約し、近隣のガリバーへ受け取りに行く
ほかのクルマを検討したい方向けに、V.Pでは「中古車人気ランキング」を車種ごとに掲載しています。
人気車種をTOP30、特徴や詳細情報を含め掲載しているので、一気に様々なクルマを見たい方は、ぜひこちらも参考にしてください。
おすすめ記事:【中古車を安く買う】おすすめ人気中古ハッチバックランキングTOP30
また、下記のおすすめ記事では、車種ごとにクルマを売るときのコツをご紹介しています。
「売る際に注意したいポイントを知りたい!」「できるだけ高く売れるようにしたい!」という方は下記記事もぜひ参考にしてください。
おすすめ記事:【相場や時期は?】「ハッチバック」買取・査定で高く売る5つのコツ
まとめ|修理に費用がかかるなら査定買取を検討しよう
なるほど、修理費用がかさむ場合は、むしろ査定買取で次の中古車の資金に充てたほうがいい場合もあるのか。。。
そうなんです。修理費用に見合わない額で直すことになる前に、しっかりと今の愛車の査定額を知っておくことも重要ですよ!
ありがとう!まずは買取相場検索をしてみるよ!
今回は、タントによくありがちな故障の症状と対処法、そして修理費用がかさむ場合にはどうすれば良いのかを具体的にご紹介してきました。
故障のうち、軽微なものは直してしまったほうがいい場合もあります。しかし、次の車への乗り換えを検討しており、修理費用が予算以上にかさむ場合は、「買い替え」を検討することも選択肢のひとつです。
ぜひ、今回の記事を参考にしてください。
お客様、どうされましたか??