「Cクラスの調子が悪い」「異音がある」…普段使用しているクルマのトラブルは、生活を揺るがす大きな事件です。
Cクラスを修理に出そうとしている方の中には、「修理費用がどのくらいかさむのだろうか?」を最も重要視している方も多いのではないでしょうか。
維持費は安く済ませたい反面、しっかり使えないと困る自家用車の悩みは、できる限り早めに解決しておきたいですよね。
ベンツCクラスは古い年式のものでも人気が高いですが、細かくメンテナンスをしていないと状態がかなり悪くなる場合があるため、注意が必要です。
今回は、Cクラスによくありがちな故障の症状と対処法、そして修理費用がかさむ場合にはどうすれば良いのかを具体的にご紹介していきます。
いや〜、うちのベンツCクラスが調子悪くてね…修理しようと思うんだけど、直るかどうかよりも「修理費用」が気になってね…
なるほど…ではまずベンツCクラスのどの部分に修理が必要なのかを調べるために、Cクラスの故障としてよくあげられる事例を見ていきましょう。
それからでも、遅くはありませんよ☆
うん、頼むよ!
INDEX
ベンツCクラスによくある故障事例と修理費用は?W203・W204・W205の不具合情報
では、ベンツCクラスの故障としてよく挙げられるポイントについて解説していきます。
ベンツCクラスの故障事例:エアコンの不調(ニオイ・動作不良)
エアコンコンプレッサーは経年劣化により上手く動作しないことが多い部位になります。
エアコンを使えなくなってしまうのは、夏場・冬場に使用することの多い方には死活問題です。
対策としては、修理するか、買い替えを検討するか…になりますが、まず最初に修理業者に依頼しましょう。
場合にもよりますが、エアコンコンプレッサーの修理費用の相場は10万円ほどかかります。年式が古いモデルであればあるほど、高額になる傾向にあります。
修理費用を一度見積をもとに知ることも大切ですが、あまりにも費用がかかりすぎるようであれば買い替えを検討すべきでしょう。
ベンツCクラスワゴンのよくある故障事例:ウィンカーの故障
Cクラスワゴンでは、ウィンカーの故障が報告されています。
具体的には、ウィンカーの表示が操作した方向とは逆に点灯するという不具合であり、事故の原因になるため放置するのは大変危険な故障になります。
ウィンカー修理自体は、修理業者ならびにディーラーでおこなうことができるので、状況を伝えたうえで修理を依頼しましょう。
初期不良として点検してもらうことができるため、無償修理になる可能性が高いです。そのため、最初にディーラーに持ち込むことをおすすめします。
W203型ベンツCクラスのよくある故障事例:段差やステアリングでの異音
W203型のCクラスでは、走行中の段差やハンドル操作の際に異音が発生する不具合があることが報告されています。
ステアリングホイールを回した際にきしむような音がするため、普段乗っていて気づきやすい異音です。原因は、ロアアームかラジアスアームと呼ばれる部品です。
おおよそ、部品代と工賃含め10万円以内になりますが、フロント部両側のアームを交換する場合には、おおよそ15万〜20万円ほどが修理費用として発生します。
W204型ベンツCクラスのよくある故障事例:センターコンソールからの異音
W204型Cクラスは基本的に故障や不具合情報が少ないのですが、センターコンソール付近からの「カチカチ」という異音が発生する場合があるようです。
インシュレーターと呼ばれる部位がプロペラシャフトに接触することで異音が発生しています。メーカーから対策部品が出ているため、ディーラーかベンツ専門の修理業者に依頼すれば、すぐに点検・修理をおこなうことができるでしょう。
ベンツCクラスのよくある故障事例:ラジエーターからのオイル漏れ
Cクラスに共通する不具合としては「ラジエーターからのオイル漏れ」が挙げられます。
Cクラス以外でもオイル漏れは頻繁に発生する故障ですが、CクラスではラジエーターにATオイルクーラーが備え付けられているため、ATオイルクーラーとホース間に亀裂が入る場合があります。
ホース交換でオイル漏れを修理することができるため、おおよそ修理費用は1万円ほどになりますが、ラジエーター交換など高額修理になると、15万円〜20万円ほどの修理費用になります。
ベンツCクラスのよくある故障事例:ECUのカムシャフトセンサーからのオイル漏れ
Cクラスのオイル漏れはラジエーター付近が原因であることが多いですが、エンジンチェックランプが点灯するなどが発生している場合にも、オイル漏れが発生しているケースがあるようです。
具体的には、ECUに備え付けられているカムシャフトセンサーの取付部からのオイル漏れになります。また、カムシャフトセンサーからほかの部品にオイルが侵入することで、修理費用が大幅に変わってしまうことも考えれるでしょう。
そのため、チェックランプが就いた時点で修理業者に持ち込み、点検することをおすすめします。
仮にほかのセンサー類も含めて修理になると、20万円以上の費用がかかる場合もあるので注意が必要です。
ベンツCクラスのよくある故障事例:電動ドアミラーの故障
電動格納式ドアミラーの故障事例もあります。通常使用でも、内部の部品の劣化や摩耗によって故障が発生することがあるようです。
ベンツCクラスの部品は軒並み高額なので、ドアミラー交換になると20万円以上が修理費用として発生するでしょう。(純正品を使用した場合)
ただし、純正にこだわらなければ社外品を取り付けることも可能です。修理業者に手頃な社外品を取り付けたいことを依頼すれば、予算内で交換してもらうことも可能でしょう。
ベンツCクラスのよくある故障事例:ESPユニットの故障
ESPユニット(電子制御ユニット)の不具合により、警告灯が点灯するなどの不具合が発生する場合があります。症状は様々なものがありますが、走行に違和感を感じるのであれば、すぐに修理に出すべきです。
ほとんどの場合、ESP以外の故障で済むことが多いですが、ESP自体の交換になると30万円〜40万円ほどの費用になるため、高額修理を覚悟しておく必要があります。
場合によっては、乗り換えを検討するべきタイミングかもしれません。
ベンツ Cクラスが故障したときにすべきこと
ここでは、上記でご紹介したようなトラブルや不調が見つかった場合に、どのような行動を取るべきかを解説しています。
1 修理業者に確認する
クルマに詳しい方や、整備士の資格を持っている方などを除き、クルマの中身に詳しくない方はご自身で直すということはできる限り避けるべきでしょう。
修理業者に持ち込み、修理費用の見積りをとってもらうことが先決です。
毎日クルマを使う方は、代車を貸してくれます。まずは、緊急措置として見積りを取ることを最優先に考えましょう。
2 修理予算の限度を決める
見積りを取ったら、次は修理予算の限度を決めます。
修理自体に数十万かかる場合に加え、走行距離・経年劣化が原因の不調がある場合には、修理をした後も不安が残る場合があります。車検費用も今後多くかかる可能性もあります。
そのため、乗り続けるか、それとも安い中古車を検討するかを見積額をもとに検討することが大切です。
地域の修理業者は、今ではネットで検索して依頼まで済ませることができます。
修理業者検索サービスは下記でご紹介しています。
3 修理業者を探す or 査定買取を検討する
修理業者の見積を確認し、予算内で修理ができそうならば修理を行いましょう。
ここで検討するべきなのは、見積を行った末に「直さない」という選択肢を取った場合です。この場合「お金をかけて修理する」か「そのまま廃車にしてしまう」の2つの選択肢があります。
どちらの場合でも、今の修理が必要な車をできるだけ高く買い取ってもらい、次の中古車購入の費用に充てることができます。
修理せず、買い替えを行うのであれば、「事故車・廃車の買取専門業者」に依頼することで最も高く売ることができます。
下記では、「修理業者検索サービス」と「事故車・廃車の買取サービス」をそれぞれご紹介していますので、必要なサービスについて下記をぜひ参考にしてください。
修理業者をすぐ探せる!利用したい修理業者検索サービス
「故障のため修理を依頼したい!」といった場合に最初に思いつくのは、クルマを購入したディーラーに修理依頼をする方法です。
クルマを購入した店舗に直接依頼をすることは、知らない業者に依頼するよりも安心できます。
しかし、業者ごとに修理にかかる金額を比較したり、より近い店舗や評判の良い業者に依頼したりといった「細かな比較検討」がしにくいデメリットがあります。
また、中古車を購入した店舗である場合には、「次のクルマを買うときもその店にせざるを得なくなってしまう」といったちょっとした気遣いをしてしまうこともありますよね。
そこでオススメなのは、整備・修理業者を地域ごとに検索できるサービスを活用することです。
電話や店舗への往復などは必要なしに、故障箇所や地域を選択して修理業者を検索することができます。
整備・修理業者を地域ごとに検索できる「Goo Pit」
業者によっては車検の際にお願いできる新たな「信用できる車屋さん」と出会えることもあります。
また、地域ごとに安い業者をすぐ検索できるため、クルマが故障して生活が大変!といったときに手軽に自宅で依頼することが可能です。
修理業者を探したい方は下記ページより依頼へ進んでみましょう。最初に登録作業などはありませんので、まずは探してみることをおすすめします。
「廃車」にする前に!利用したい廃車買取サービス
故障箇所が多かったり、修理がほとんど難しい故障箇所があったりした場合には、今のクルマを廃車にすることになるケースもあります。
その際は、廃車・事故車専門の買取サービスを利用することで、できるだけ高く、今のクルマを売ることができます。
事故車・廃車の買取サービス「カーネクスト」
廃車の場合は値段はつかない…とイメージしがちですが、事故車・廃車専門の買取業者であれば廃車費用がかからない+出来る限り高い買取額で売却することができます。
状態によっては、通常の査定買取サービスで買取を行うことができることもあります。しかし、廃車になってしまうような状態のクルマであることがわかった場合は、廃車専門業者に買取をしてもらうべきでしょう。
もし、今の愛車が「廃車」になってしまうことが分かったら…まずは廃車専門の買取サービスを利用してみましょう。費用は一切かからず、申込み段階で店舗に行く必要もないため、手間もかかりません。
ベンツ Cクラスのリコール情報は?
今お持ちのベンツCクラスがリコール対象車である場合には、ベンツ販売店で無償修理をすることができますので、チェックしておきましょう☆
お持ちのCクラスがリコール対象車かどうかを調べるには、車検証に記載されている車台番号をもとにした「リコール検索」が簡単でおすすめです。
「当てはまるかも?」と思うリコール情報を参考に、型式をチェックしましょう。該当車両の不具合は、日産販売店(ディーラー)で無償修理・部品交換をおこなうことができます。
1 走行中にエンストし再始動ができなくなるおそれ|2015年5月28日
燃料ポンプの配管が確実に固定されておらず、燃料ポンプと配管が走行中に外れてしまい、そのままエンストを引き起こす、再始動不可状態になるなどのおそれがあります。
該当車両は、配管固定のためのクリップを追加する修理を、ディーラーにておこなうことができます。
- 型式:DBA-205040C(C180),RBA-205042C(C200),RBA-205042(C250),RBA-205045(C250)
- 製作期間:2014年2月14日~2014年12月8日
- 台数:4,268台
2 リアコンビネーションランプの不具合|2014年10月15日
リアコンビネーションランプのバルブマウントのコネクター接続部の設計が不適切なことにより、走行中などに接触抵抗が増加、接続部が発熱するおそれがあります。
警告灯の点灯が起きるほか、車両全体のランプとウィンカーが点灯しなくなるなどの不具合が発生します。また、接続部が発熱により溶けるなどの故障にも繋がります。
該当車両は、バルブマウントを対策品に交換することができます。また、コネクター接続部を点検して、すでに発熱により溶けている場合には交換することができます。
- 型式:表はこちら
- 製作期間:2007年3月1日~2011年7月15日
- 台数:44,417台
3 パワーステアリング用油圧ポンプの不具合によりハンドルが重くなるおそれ|2010年11月16日
パワーステアリング用油圧ポンプの製造過程で、油圧ポンプの高圧配管をつなぐ金具が適切に締められていないことにより、作動油が流れ出すおそれがあります。
結果、ハンドリングが異常に重くなるため大変危険です。
該当車両は、金具の緩みやオイル漏れの有無を点検したうえで、金具を適切なトルクで締め直すことができます。
- 型式:表はこちら
- 製作期間:2009年7月13日~2010年6月18日
- 台数:11,739台
参考:リコール届出一覧表 リコール届出日:平成22年11月16日 – 国土交通省
「このリコールに当てはまるかも?」という方は、下記リンクより「リコール検索」をしてみましょう。車検証に記載されている車台番号を入力すれば、型式がリコール該当車両かどうかを調べることが可能です。
当てはまっていた場合には、ディーラーに連絡し対応してもらいましょう。
中古車を安く買う方法は?
クルマの買取と合わせて、中古車の買い替えを検討している方に向けて、ここではクルマを安く買う方法をご紹介しています。
中古車の購入方法は、大まかに4つの方法があります。
1 中古車販売店で購入する
中古車販売店とは、ディーラー以外の個人・企業が経営する業者です。そのため、様々なメーカーの中古車を扱います。
メーカーの基準によらずに値引きなどができるため、ディーラーよりも安くクルマを買えることが多いです。
ただし、店舗ごとの在庫だったり、店舗によってサポートに差があったりと中古車購入初心者の方にはあまり向いていない買い方になります。
2 中古車ディーラーで購入する
ディーラーとは、特定の自動車メーカーと特約店を結んでいる業者のことです。そのため、販売店とは異なり同じメーカーのクルマのみを販売します。ディーラーでクルマを買うと、故障したときの連絡やクルマ乗り換えをサポートしてくれます。
しかし、販売の基準が決まっているため、値下げや限界価格があらかじめ決まっています。
中古車を買う方法としてはイチバン値段が高くなります。
3 オークション・個人間売買で購入する
オークションや個人間売買は、業者が間に入らないため安い金額で中古車を買うことができます。
クルマの整備や特徴などに詳しい方々であれば中古車を手に入れる効果的な方法です。
しかし、購入するための手続きから、修復歴などの車両の状態までしっかり知った上で買わなければなりません。
結局、状態の悪い中古車を買ってしまう危険性があります。
知り合いにアドバイスをしっかりしてくれるような知人・友人がいる場合は、信頼してお任せしてみるのも一つの方法でしょう。
4 ネットで中古車を検索する
Webサイトから中古車を探し、販売店へ連絡することで中古車を買う方法もあります。
ネットで探すことで、わざわざ時間を使って業者へ連絡したり、実際に見に行ったりする手間を省くことができます。
また、ほしいクルマを探すのに欠かせない「掲載している車の台数」「情報の量」が圧倒的です。
また、イチバン気になる「安さ」の面でも、「中間業者が少ない」「全国から探せる」ことから有利になります。
しかし、保証期間などのサポートや、中古車の状態が心配になります。加えて、探すクルマの数が多すぎて探し尽くせないということもありがちです。
それを解決する方法として、「サポートが厚く、状態の良いクルマをネットで探す方法」を下記でご紹介しています。
結論としては、1〜4のうち最も安く質の良い中古車を買うなら「ネットで中古車を検索する」ことが最も良い方法です。メリットを下記でまとめておきます。
<ネットで中古車を探すメリット>
- ディーラーや販売店よりも探せるクルマが多い
- 保証やサポートが多い中古車検索サイトを選べる
- オークションや個人売買より信頼性が高い
- 手間がかからない
- 安い・目当てのクルマを全国から探すことができる
メリットに納得した方は、迷わずネットで中古車を購入しましょう。
大手サービスなら手続きや金銭面でトラブルになることはありませんし、いざというときは電話などで相談もできます。
非公開車両から欲しい車を検索できる「ズバット車販売」
非公開車両とは、私たちが通常の中古車サイトで見るような販売車両ではありません。
大手だけが持っており、一般公開はされていない中古車のことです。
目当てのクルマが決まっている方や、予算が決まっている方はぜひ登録しておきましょう。
V.Pがおすすめする中古車検索サービスは下記に掲載します。
ズバット車販売の特徴
メーカー、予算等の条件を指定し名前とTEL、メールアドレスを入力するだけで大量の在庫から中古車を検索できる大手企業「ガリバー」のサービス。
ひとつひとつの店舗で探す手間をかけることなく、登録するだけで希望の車の情報をキャッチすることができるため、お得に中古車を探し購入したい方におすすめのサービスです。
保証期間や中古車の状態にも信頼感があります。
登録後の流れ
- 欲しい車の情報を入力(1分程度で完了)
- ガリバーから電話が来るので、詳しく欲しい車や予算を伝える
- 希望にあった中古車を紹介してもらう
- 納得したら契約し、近隣のガリバーへ受け取りに行く
下記記事では、中古車を安く買う方法を細かく解説しています。新しく車を買い替えたいと考えている方は、ぜひ下記記事を参考にしてください。
おすすめ記事:中古車を買うときの方法・注意点まとめ!失敗しないクルマ選びを解説
また、下記のおすすめ記事では、愛車を売るときのコツをご紹介しています。
「売る際に注意したいポイントを知りたい!」「できるだけ高く売れるようにしたい!」という方は下記記事もぜひ参考にしてください。
おすすめ記事:車を売るときの方法・注意点まとめ!失敗しない買取知識を解説
まとめ|修理に費用がかかるなら査定買取を検討しよう
なるほど、修理費用がかさむ場合は、むしろ査定買取で次の中古車の資金に充てたほうがいい場合もあるのか。。。
そうなんです。修理費用に見合わない額で直すことになる前に、しっかりと今の愛車の査定額を知っておくことも重要ですよ!
ありがとう!まずは査定してみるよ!
今回は、Cクラスによくありがちな故障の症状と対処法、そして修理費用がかさむ場合にはどうすれば良いのかを具体的にご紹介してきました。
故障のうち、軽微なものは直してしまったほうがいい場合もあります。
しかし、次の車への乗り換えを検討しており、修理費用が予算以上にかさむ場合は、「買い替えすること」も選択肢のひとつです。
ぜひ、今回の記事を参考にしてください。
お客様、どうされましたか??