「コペンの調子が悪い」「異音がある」…普段使用しているクルマのトラブルは、生活を揺るがす大きな事件です。コペンを修理に出そうとしている方の中には、「修理費用がどのくらいかさむのだろうか?」を最も重要視している方も多いのではないでしょうか。
維持費は安く済ませたい反面、しっかり使えないと困る自家用車の悩みは、出来る限り早めに解決しておきたいですよね。
ダイハツコペンはルーフやトランクが開かない不具合などが多い車種なので、故障しかけている場合には対策が必要になります。
そこで今回は、コペンによくありがちな故障の症状と対処法、そして修理費用がかさむ場合にはどうすれば良いのかを具体的にご紹介していきます。
いや〜、うちのコペンが調子悪くてね…修理しようと思うんだけど、直るかどうかよりも「修理費用」が気になってね…
なるほど…ではまずコペンのどの部分に修理が必要なのかを調べるために、コペンの故障としてよくあげられる症状を見ていきましょう。それからでも、遅くはありませんよ☆
うわぁ…頼もしいけど…なんか軽い…
INDEX
ダイハツコペンのよくある故障箇所は?|ルーフ・トランクの不具合
では、コペンの故障としてよく挙げられるポイントについて解説していきます。
ダイハツコペンの故障事例:アクティブトップの不調(L880K)
コペンは分割式の電動メタルトップですので、もともと静粛性が高いとはいえない車種です。しかし、「カタカタ」と異音が発生している場合は、メンテナンス不足による不調が考えられます。
「指サックを挟み込む」などの応急処置を行うオーナーの方もいるようですので、異音対策として試してみるのも良いかもしれません。
ダイハツコペンの故障事例:ルーフ・トランクが開かない
コペンでは、ルーフを開く条件が決まっています。普段何気なく使用していると意識するのを忘れてしまいますよね。
<ルーフ開閉時の操作>
- ロックを解除している
- ルーフECUで感知できる車速が0
- サイドブレーキを引く
- トランクが閉まっている
- オープニングカバーが未装着の状態(閉めるときのみ)
この条件を満たしている上で動作しない場合は、ヒューズが切れている可能性があります。また、開閉時に動作するセンサー、あるいはモーターの故障のケースもあります。
手動の締め方は、下記動画が参考になります。緊急時には下記を活用しましょう。
ダイハツコペンの故障事例:窓が閉まらない
バッテリーを交換したあとなどに発生します。原因は、窓のECUがリセットされることによる異常動作です。
<窓が閉まらないときの対処法>
- 窓を全開まで開けた状態のままスイッチを押し続ける
- 押し続けるとクォーターウィンドウも開く
- スイッチを引き上げ閉める
ダイハツコペンの故障事例:エンジンルームの異音
エンジンルームの異音のうち、走行中の高音(「キーン」という音)が聞こえる場合には、エアコン関連の不具合であると考えられます。
具体的には、エアコンのエアコンコンプレッサー、ブロアモーターの故障になります。特に、エアコンの風量に合わせて音が変化する場合にはブロアモーターの故障でしょう。
修理業者に依頼すると、ブロアモーター交換は約2万円になります。
ダイハツコペンの故障事例:冷却水漏れ
初代コペンには樹脂+アルミ製のラジエーターが使用されているため、高音で樹脂部分が溶けてしまい「冷却水漏れ」が発生する症状が見受けられます。
修理業者に依頼する場合には、金属製のラジエーターとの交換になります。工賃含め1万円ほどになります。
ダイハツコペンの故障事例:エンジンオイル漏れ
メンテナンス不足によりエンジンオイル漏れに気が付かないと、タービンやエンジンの故障につながります。エンジンオイルが漏れているかもしれない場合は早めに修理業者に依頼しましょう。
エンジンから異音がするなどの症状がある場合は、オイルレベルゲージを確認します。レベルゲージが一番下の表示になっている場合は、エンジンまで被害が及ぶか及ばないか、ギリギリのラインです。
そのため、修理業者に持ち込むと「タービン交換」になる場合もあります。費用は約10万円ほどです。ただし、リビルド品や中古のタービンを使用すれば半額程度で済ませることもできます。
ここまで、コペンのよくある故障や対処法についてご紹介しました。
中古車としてコペンを購入した方は、修理を依頼する前に、購入したディーラーが定める「保証期間」に入っているかどうかを確認しましょう。
また。保証が効かない有償修理の場合には、ディーラーに依頼するよりも「安く済ませてくれる業者」を探すことが先決です。
「中古車の保証期間外に、自分で修理業者を見つけたい…」という方は、下記より「故障したときにすべきこと」を参照してください。
ダイハツ コペンが故障したときにすべきこと
ここでは、上記でご紹介したようなトラブルや不調が見つかった場合に、どのような行動を取るべきかを解説しています。
1 修理業者に確認する
クルマに詳しい方や、整備士の資格を持っている方などを除き、クルマの中身に詳しくない方はご自身で直すということはできる限り避けるべきでしょう。修理業者に持ち込み、修理費用の見積りをとってもらうことが先決です。
毎日クルマを使う方は、代車を貸してくれます。まずは、緊急措置として見積りを取ることを最優先に考えましょう。
2 修理予算の限度を決める
見積りを取ったら、次は修理予算の限度を決めます。修理自体に数十万かかる場合に加え、走行距離が原因の不調などは修理をした後も不安が残る場合があります。車検費用も今後多くかかる可能性もあります。
そのため、乗り続けるか、それとも安い中古車を検討するかを見積額をもとに検討することが大切です。
地域の修理業者は、今ではネットで検索して依頼まで済ませることができます。修理業者検索サービスは下記でご紹介しています。
3 査定買取を検討する
修理業者の見積を確認し、予算内で修理ができそうならば修理を行いましょう。
ここで検討するべきなのは、見積を行った末に「直さない」という選択肢を取った場合です。この場合、修理はできるが相応のお金がかかる、もしくは、そのまま廃車にしてしまうの2つの選択肢があります。
どちらの場合でも、今の修理が必要な車をできるだけ高く買い取ってもらい、次の中古車購入の費用に充てることができます。
修理せず、買い替えを行うのであれば、「事故車・廃車の買取専門業者」に依頼することで最も高く売ることができます。
修理業者をすぐ探せる!利用したい修理業者検索サービス
「故障のため修理を依頼したい!」といった場合に最初に思いつくのは、クルマを購入したディーラーに修理依頼をする方法です。
クルマを購入した店舗に直接依頼をすることは、知らない業者に依頼するよりも安心できます。
しかし、業者ごとに修理にかかる金額を比較したり、より近い店舗や評判の良い業者に依頼したりといった「細かな比較検討」ができにくいといったデメリットがあります。
また、中古車を購入した店舗である場合には、「次のクルマを買うときもその店にせざるを得なくなってしまう」といったちょっとした気遣いをしてしまうこともありますよね。
そこでオススメなのは、整備・修理業者を地域ごとに検索できるサービスを活用することです。電話や店舗への往復などは必要なしに、故障箇所や地域を選択して修理業者を検索することができます。
整備・修理業者を地域ごとに検索できる「Goo Pit」
業者によっては車検の際にお願いできる新たな「信用できる車屋さん」と出会えることもあります。
また、地域ごとに安い業者をすぐ検索できるため、クルマが故障して生活が大変!といったときに手軽に自宅で依頼することが可能です。
修理業者を探したい方は下記ページより依頼へ進んでみましょう。最初に登録作業などはありませんので、まずは探してみることをおすすめします。
「廃車」にする前に!利用したい廃車買取サービス
故障箇所が多かったり、修理がほとんど難しい故障箇所があったりした場合には、今のクルマを廃車にすることになるケースもあります。
その際は、廃車・事故車専門の買取サービスを利用することで、できるだけ高く、今のクルマを売ることができます。
事故車・廃車の買取サービス「カーネクスト」
廃車の場合は値段はつかない…とイメージしがちですが、事故車・廃車専門の買取業者であれば廃車費用がかからない+出来る限り高い買取額で売却することができます。
状態によっては、通常の査定買取サービスで買取を行うことができることもあります。しかし、廃車になってしまうような状態のクルマであることがわかった場合は、廃車専門業者に買取をしてもらうべきでしょう。
もし、今の愛車が「廃車」になってしまうことが分かったら…まずは廃車専門の買取サービスを利用してみましょう。費用は一切かからず、店舗に行く必要もないため、手間もかかりません。
ダイハツコペンのリコール情報は?
原動機と変速機の軸ずれによる不具合|平成18年02月02日
原動機と変速機の軸がずれていることにより、手動変速機のクラッチディスクや自動変速機のドライブプレートが損傷してしまい、走行不能になる恐れがあることが報告されています。
ダイハツ販売店において無償修理&交換が行われたようですが、該当する型式・期間の車ではないかをチェックしてみましょう。
- 型式:ABA-L880K
- 製作期間:平成17年10月7日~平成17年10月21日
- 台数:206台
参考:ムーヴ・コペンのリコールについて – DAIHATSU
ランプの溶着部分の亀裂によるランプ故障|平成29年4月13日
ハイマウントストップランプの構造が不適切であるため、温度変化によってランプ溶着部に亀裂が入る恐れがあることでリコール情報が出されています。
そのままの状態で走行を続けていると、雨水が侵入してランプが点灯しなくなります。
製作期間や型式に該当する方は、ダイハツからダイレクトメールで通知が来ていないかを確認しましょう。
ランプの修理・交換はダイハツ販売店にておこなうことができます。
- 型式:DBA-LA400K
- 製作期間:平成26年5月23日~平成29年1月25日
- 台数:19,152台
中古車を安く買う方法は?
クルマの買取と合わせて、中古車の買い替えを検討している方に向けて、ここではクルマを安く買う方法をご紹介しています。中古車の購入方法は、大まかに4つの方法がありますが、最もおすすめの方法は「非公開車両」から中古車を選ぶ方法です。
(1)中古車販売店で購入する
近隣の中古車販売店で中古車を購入することが可能です。下記の中古車修理業者よりも、比較的安価で中古車を探すことができますが、店舗ごとの在庫のために、選択肢は限られます。
(2)中古車修理業者で購入する
「下取りで引き取った車」を販売する中古車修理業者を活用する方法もあります。こちらは整備やサポートが充実している場合が多く、値段よりも質やサポートを重視する方にオススメです。
店舗ごとの在庫に限定されますが、検討している車がある場合は、近隣の修理業者に目を通すことも重要ですね。
(3)オークション・個人間売買で購入する
オークション価格や、業者のマージンを差し引かれていない安い金額で中古車を買う方法もあります。
こちらは、購入に当たっての法的な手続きや、修復歴や車両の状態といった購入に関する重要なポイントやトラブルへの対処法などを熟知している方であればよいのですが、初心者の方にはオススメできません。
しかし、知り合いにアドバイスをしっかりしてくれるような知人・友人がいる場合は、信頼してお任せしてみるのも一つの方法です。
複数の購入手段があるのであれば、できるだけ多くの選択肢を持っておくことも、中古車選びには大切なことであるといえます。
(4)ネットで非公開車両を検索する
ネット上で中古車を検索し購入することは、クルマを安く買うために最も良い方法です。
ネット上で非公開車両(一般には中古車として販売されていない在庫)から車選びをすることで、目当てのクルマをすぐに探すことができます。
ネットでの中古車購入で心配なのは、サポートや保証といった「信頼性」と、「質」そして「価格」の3つではないでしょうか。しかし、ほかの方法と比べてネットでクルマを探すことは決して信頼性・質・価格で劣ることはありません。
なぜなら、広範囲の地域から目当ての価格帯・状態のクルマを探すことが可能だからです。また、大手が運営しているサイトのため、サポートや保証といった観点でも信頼できます。
「自分自身の目で確認しながら買いたい!」という方もいらっしゃると思いますが、近所の販売店に車探しをしても目当てのクルマを予算内で見つけることは想像以上に大変です。
同じ状況なら、多くの選択肢から選べるネットでの中古車選びを検討するほうがお得です。
中古車を安く買う際におすすめのサービス
非公開車両から欲しい車をカンタンに検索できる「ズバット車販売」
メーカー、予算等の条件を指定し名前とTEL、メールアドレスを入力するだけで大量の在庫から中古車を検索できるサービス。ひとつひとつの店舗で探す手間をかけることなく、登録するだけで希望の車の情報を受け取ることができるため、お得に中古車を探し購入したい方におすすめのサービスです。
上記のフォームに必要項目を入力するだけでカンタンに中古車を検索することができます。まずは、非公開車両に目当てのクルマがあるか、情報をゲットしてみましょう。
また、ほかのクルマを検討したい方向けに、V.Pでは「中古車人気ランキング」を車種ごとに掲載しています。人気車種をTOP30、特徴や詳細情報を含め掲載しているので、一気に様々なクルマを見たい方は、ぜひこちらも参考にしてください。
おすすめ記事:【中古車を安く買う】おすすめ人気中古軽自動車ランキングTOP30
また、車種ごとにクルマを売るときのコツをご紹介しています。「売る際に注意したいポイントを知りたい!」「できるだけ高く売れるようにしたい!」という方は下記記事もぜひ参考にしてください。
おすすめ記事:【相場や時期は?】「軽自動車」買取・査定で高く売る5つのコツ
まとめ|修理に費用がかかるなら査定買取を検討しよう
なるほど、修理費用がかさむ場合は、むしろ査定買取で次の中古車の資金に充てたほうがいい場合もあるのか。。。
そうなんです。修理費用に見合わない額で直すことになる前に、しっかりと今の愛車の査定額を知っておくことも重要ですよ!
ありがとう!まずは査定してみるよ!
今回は、コペンによくありがちな故障の症状と対処法、そして修理費用がかさむ場合にはどうすれば良いのかを具体的にご紹介してきました。
故障のうち、軽微なものは直してしまったほうがいい場合もあります。しかし、次の車への乗り換えを検討しており、修理費用が予算以上にかさむ場合は、「買い替え」を検討することも選択肢のひとつです。
ぜひ、今回の記事を参考にしてください。
お客様、どうされましたか??