事故車・廃車の買取は本当にできるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか? 廃車をするだけでも費用がかかるため、できる限りお金をかけず得をするように買い替えをすませたいですよね。
事故車の買取では、基本としておさえておくべき知識を学んでおくことが大切です。そこで今回は、事故車に含まれる車の定義や、買取の方法、おすすめの買取サービスなどをまとめて解説していきます。
今回の記事を読むことで、あなたの事故車を適切に売る方法が分かります。ぜひ参考にしてくださいね。
事故車・廃車専門の買取業者もたくさんいますし、査定額も高い場合はありますよ!
まずは、事故車を売るときの基礎知識を学んでいきましょう!
そうなのか…!助かる…!
INDEX
事故車の定義|どんな車が事故車に含まれるのか?
「修復歴」がある車は事故車として扱われることがほとんどです。
しかし、中古車を扱う業者によって、「事故車として扱うかどうか?」には差があるのが現状ですね。
なるほど…!
じゃあ、買取をしてくれる業者選びが大切なんだね。
どこから「事故車」に含まれるのかは、何となく分かるようで分からない基準のひとつではないでしょうか?
「JAAI 一般財団法人日本自動車査定協会」の基準で定義されているのは「修復歴」のみとなっており、事故車・事故歴・交換歴・故障歴などは、明確な基準が定められているわけではありません。
修復歴としてその車の経歴に書かれる部品交換の部位は下記の通りです。
- フロア
- 屋根
- ピラー
- その他車種ごとの「骨格」に当たる部位
バンパー交換、ドア、リヤフェンダーなどの部品は修復歴になるわけではありません。
つまり、事故を起こした場合でも「修復歴がある」と明記されていなければ、事故車扱いになることはありません。
逆に、軽い事故であっても修復歴に含まれる場合には事故車として扱われます。
ただし、自動車業者によって事故車表記の扱いは異なることが現状です。
バンパーなど修復歴に当てはまらない場合でも「修復歴あり」として扱われることもあり、現実的には買取業者の選び方が重要になるでしょう。
事故車・廃車の買取はできるの?
事故車・廃車寸前の車であっても、普通と同じように買取査定に出すことができますよ!
そうなんだ…
不利になるかと思ったけど、ちゃんと売る方法はあるんだね。
事故車や廃車扱いになる車を買取に出すことはできるのでしょうか?
ここでは、買取業者が事故車・廃車寸前の車をなぜ買取することができるのかについて見ていきます。その理由を知ることで、上手く買取業者を選ぶヒントを知ることができます。
買取業者が事故車・廃車寸前の車を買取できる理由
買取業者は、前述の通り「修復歴」があるかどうかを確認して、実際にどのような修理をした経歴があるのかを調べます。
そして、事故車として買取を行い、整備をした上で再販売をおこなうのです。もしくは、修理することが困難な中古車の場合には、解体することで利益を得ることができます。
あらゆる方法で、絶対に損をしない買い物をするイメージなのです。
ですから売り手であるあなたは、事故車であっても売れる販路が多く、高い査定額で買ってくれる買取業者に買取を依頼することが大切になります。
修理を先にするべきかどうかを考えよう!
事故車かどうかに関わらず、今の愛車をできるだけ高く売るためには「修理」を自分自身でしておくことも必要です。特に、キズやヘコミの修理は定額で直すことができ、査定額の大幅アップに繋がります。
市販の研磨剤などでステッカー跡などを含めてキレイにしておくだけでも効果があるので、査定額アップのひとつの方法として覚えておきましょう。
ただし、下記の修理部位については、そのまま買取店に持っていったほうが良いものです。
- バッテリーオイル切れ
- エンジンオイル切れ
- 板金修理
- タイヤ交換
また、自分で軽い修理をすることができない場合には、修理業者に相談するのも良い方法です。修理業者を探すなら、下記の「Goo Pit」を使いましょう。
整備・修理業者を地域ごとに検索できる「Goo Pit」
業者によっては車検の際にお願いできる新たな「信用できる車屋さん」と出会えることもあります。
また、地域ごとに安い業者をすぐ検索できるため、クルマが故障して生活が大変!といったときに手軽に自宅で依頼することが可能です。
修理業者を探したい方は下記ページより依頼へ進んでみましょう。最初に登録作業などはありませんので、まずは探してみることをおすすめします。
廃車にかかる準備・必要な書類・費用
買取ではなく、廃車にした場合の費用や必要書類について知っておきましょう!
そうだね、買取のほうが良いかどうか判断することが大切だもんね。
事故車を買取せずに、廃車にする場合には費用がかかります。買取査定では無料で買取まで済ませることができるため、基本的には事故車買取がおすすめです。
参考として、「廃車」にした場合にどのような費用がかかるのかを知っておきましょう。
1 廃車に必要な費用
廃車にするために必要な費用は3つに区分できます。
- 自動車リサイクル料
- 解体費用
- 抹消登録費用
廃車を実際にするためには、車を廃車にさせるオーナー側に上記3つの費用がかかります。
リサイクルは「自動車リサイクル法」という法律で定められており、処理費用はリサイクル料金として車のオーナー、つまり「車の所有者」が負担することになります。
廃車にするためのリサイクル料は車種ごとによって異なります。
車の種類 | リサイクル料金(概算額) |
---|---|
軽自動車 | 約8,000円 |
国産普通自動車 | 約10,000円 |
外国車 | 約15,000円 |
大型車 | 約20,000円 |
解体費用は、ディーラーに廃車を依頼する場合、手間が省けますが中間マージンが発生します。直接解体業者に依頼する場合には中間マージンが発生しませんが、直接持ち込む手間がかかります。
2 廃車に必要な手続き・書類
廃車手続きには、2種類の手続きが必要です。
- 永久抹消登録 or 一時抹消登録の申請書類
- 解体届け出
基本的には、廃車手続きを依頼するディーラーが代行し準備してくれますが、自分自身ですべての手続を行う場合には、上記2つの書類を準備する必要があります。
自分で上記の必要書類を準備するときの必要書類は下記の通りです。
永久抹消登録に必要な書類
永久抹消登録の申請は、災害等で車が使えない場合や、すでに車が解体済みである場合に準備する書類になります。
- 所有者の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)
- 所有者の委任状
- 車検証
- ナンバープレート
- 「移動報告番号」「解体報告記録がなされた日」のメモ
- 手数料納付書
- 永久抹消登録申請書
- 自動車税・自動車取得税申告書(地域による)
一時抹消登録に必要な書類
一時抹消登録は、これから解体業者に解体を依頼する場合に必要な書類です。
- 所有者の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)
- 所有者の委任状
- 車検証
- ナンバープレート
- 手数料納付書
- 一時抹消登録申請書
- 自動車税・自動車取得税申告書(地域による)
解体届け出に必要な書類
- 所有者の委任状
- 登録識別情報等通知書 or 一時抹消登録証明書
- 「移動報告番号」「解体報告記録がなされた日」のメモ
- 手数料納付書
- 永久抹消登録申請書
- (代理人の場合)印鑑
廃車には様々な準備資料と知識が必要なため、特別な理由がない場合にはディーラーに依頼することが望ましいでしょう。車検の時期等で手続内容も変化します。
事故車・廃車寸前の車を買取に出すときのコツ・注意点
事故車を買取りに出すときには、様々なことに注意すべきです。
実際に買取りに出す時の注意ポイントをおさえておきましょう!
うん、手続きとかに不安が残るのは嫌だからなぁ。
1 キズやヘコミなどの軽い修理を事前にしておく
キズやヘコミなどの簡単な修理は、実際に買取査定に出す前におこなっておくことをおすすめします。
たとえば、ステッカー跡や簡単なヘコミ・キズは市販品の研磨剤等でキレイにできる場合があります。
また、査定前には必ず車内の清掃とニオイの改善に努めましょう。「状態が良い車」であることを査定士にアピールすることも大切です。
2 買い替えの準備をしておく
実際に車を売るフェーズになってから新しく買い換える車を選び始めるのでは、乗り始めがかなり遅くなってしまいます。今の車を買取りに出す1ヶ月前から予算決めと車選びをしておきましょう。
また、車のローンなどについても購入する店舗に相談しておくことをおすすめします。
中古車を買い換える方は、下記記事もぜひ参考にしてください。
おすすめ記事:中古車を買うときの方法・注意点まとめ!失敗しないクルマ選びを解説
また、中古車購入時にトラブルに巻き込まれないように準備しておくことも大切です。
おすすめ記事:【Q&A】中古車を買うときのよくあるトラブル事例と対処法まとめ!
3 高く売れる時期・タイミングに売る
高く売れる時期は、一般的には「決算月前」と言われています。つまり、春先や秋頃に買取業者に買取を依頼すると、業者としても車が売れやすいため、査定額が高くなる可能性があります。
「今すぐ売りたい!」というわけではなくとも、一度査定をしてもらってから改めて買取を依頼することもできます。
査定額を知りたい方は、まず買取査定業者へ査定を依頼してみましょう。
4 事故車買取の専門サービスを活用する
一般の車買取サービスではなく、事故車買取の専門サービスを活用すると、手続きや査定額の面で多くのメリットがあります。
事故車・廃車の買取サービス「カーネクスト」
廃車の場合は値段はつかない…とイメージしがちですが、事故車・廃車専門の買取業者であれば「廃車費用がかからない+出来る限り高い買取額」で売却することができます。
状態によっては、通常の査定買取サービスで買取を行うことができることもあります。しかし、廃車になってしまうような状態のクルマであることがわかった場合は、廃車専門業者に買取をしてもらうべきでしょう。
もし、今の愛車が「廃車」になってしまうことが分かったら…まずは廃車専門の買取サービスを利用してみましょう。
費用は一切かからず、申込み段階で店舗に行く必要もないため、手間もかかりません。
車の買取方法についてもっと詳しく知りたい人はコチラ!
下記「おすすめ記事」では、車の買取方法や流れについて詳しく解説しています。
- 査定って怪しい業者が多いのでは?
- 下取りのほうが手間がかからないのでは?
- そもそも買取の基本が分からない
こんな悩みを持つ人は、ぜひ下記記事を参考にしてみてくださいね!
おすすめ記事:車を売るときの方法・注意点まとめ!失敗しない買取知識を解説
おすすめ記事:【Q&A】車を売るときのよくあるトラブル事例と対処法まとめ
まとめ|廃車で諦める前に「買取査定」を試そう!
事故車であっても、適切な業者と適切な方法で買取査定を行えば、高額査定に結びつくこともあります。
焦って下取りに出してしまうのではなく、慎重に今の車を手放すことが大切ですよ!
そうだね!
まずは、買取業者への査定依頼をしてみるよ!
今回は、事故車に含まれる車の定義や、買取の方法、おすすめの買取サービスなどをまとめて解説してきました。
実際に事故を起こしてしまった車を売りたい人や、修復歴がある車を手放したい人は、今回ご紹介した内容に従って「買取査定」を試してみてはいかがでしょうか?
査定自体は無料ですし、査定してもらった後に必ず売らなければならないわけではありません。安心して実践してみてくださいね。
事故で修理したことのある事故車でも、買取査定に出して良いのかな??