2年に一度必ず来てしまう車検は、車の維持費用を考える上で一番の悩みポイントではないでしょうか。車検を安く済ませる方法は、誰もが知りたいはずです。
しかし一方で、安心できる車検である必要もあります。安全に乗るためには、ある程度の費用も仕方ない…と、これまで車検の費用が高いと感じながらも、頑張って支払ってきた方が多いのではないかと思います。
今回は、車検の費用で悩む方に向けて、車検を安く済ませるための方法を解説していきます。この記事を読むことで、車検に関する知識や、節約するための方法を知ることができます。
車検の費用が高くてね…
なんとか、車検を安く済ませる方法ってないかな??
車検を安く済ませる方法はあります☆
まずは、車検を選ぶ基準についてしっかり学ぶことが大切ですよ♪
INDEX
車検の種類と選ぶ基準を知ろう
車検にはいくつかの方法があります。
安さ重視で選ぶのか、それともクオリティや安全性で選ぶのかはお客様次第ですが、料金や立地なども含めて慎重に選ぶことが大切ですよ!
いつもディーラーにお願いしていたけど、考え直したほうが良いかもな…
車検をどう選ぶべきかについてはあいまいな方も多いのではないでしょうか?
時間がなく近場の車検が受けられるところに依頼している場合もあると思いますが、車検は受ける場所によって費用や車検の方法に様々な違いがあるため、その違いを知っておくことが大切です。
2年に一度来る車検をどのように節約するかで、車の維持費用は大きく変わります。下記を参考に、車検を受ける代表的な方法の特徴と選び方について学びましょう。
1 ディーラーの車検は費用がかかるが技術力が高い
ディーラーに車検を依頼している方は多いと思います。手軽にできますし、安心感があるため、車検に関して困っていないと感じている方も多いです。
しかし、ディーラーはほかの車検と比べて費用が高い点がデメリットになります。高くなってしまう理由は明確で、耐用年数が過ぎた部品や故障がなくても保証期間が過ぎた部品を即交換することが多いためです。
しかし、ディーラーとしての信頼性があるからこそ費用がかかるということも確かです。自社メーカーの車両を扱うために、技術的にも安心感があります。
高くても良いから、いつも状態の良い車に乗っていたいと考えている方は、ディーラーで車検をおこなうべきでしょう。
2 ガソリンスタンドは手軽に済ませる。カー用品店の車検は部品交換が早い。
車検を手軽に済ませる方法には、「ガソリンスタンド」「カー用品店」での車検があります。どちらも、近所にあることが多いので、とにかく早めに車検を済ませたい方にとってメリットがあります。
しかし、ガソリンスタンドやカー用品店での車検には、技術力にばらつきがあると言われることが多いです。そのため、評判が悪い店舗で車検をおこなうのは、安全性の観点から避けるべきです。
カー用品店での車検の場合、部品などの必要なものが最初から揃っているため、部品交換が必要な場合でもすぐに交換することができます。
特に安くなくても良いが、とにかく手軽に素早く車検を済ませたい方にオススメの車検方法です。
3 車検フランチャイズは一定の水準があり安いものを比較できる
車検フランチャイズは、全国展開している店舗で同じクオリティの車検を受けられます。また、料金システムも異なるフランチャイズで競争しているため、改善されています。
安く済ませるのであれば、車検フランチャイズを利用するとメリットが大きいです。
ただし、フランチャイズだからといっても最安値であるとは限らないため、料金と安全性に関してはひとつひとつ確認することが大切です。
要注意!だまされないために車検選びで気をつけるべきポイント
車検業者を選ぶ際には、いくつか注意すべきポイントがあります!
中には悪徳な業者がいるかもしれないし、気をつけないとだね。
車検業者選びはとても重要なポイントです。受ける店舗によっては、車検の質や料金が大きく変わることは、すでにご紹介した通りです。
しかし、それだけではなく「なぜこの料金を支払う必要があるのか?」「なぜこの部分を整備したのか?」ということについても、車検を受ける車を持つあなた自身が知っておくことが大切です。
なかには、あなたが詳しくないことをよいことに、水増しして料金を請求する場合があります。また、一見安く見えても、実際の請求額は高かった…というケースもあります。
車検を安く済ませたいのであれば、細かい点まで目を光らせておくことが大切です。
1 「車検基本料」以外の費用に注意する
車検を受ける際には、業者が受け取る料金以外に国に収める必要のある金額分が同時に請求されます。
具体的な内訳を見ていくと、車検料には下記の項目が含まれます。
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
- 印紙代
- 車検基本料
- その他の費用
このうち、自賠責保険料、重量税、印紙代は国に業者経由で収めるお金です。そのため、どこで車検を受けたとしても、この料金に変化はありません。
そして、その次に重要なのが車検基本料と「その他の費用」です。車検基本料が安くても、その他の費用で高い金額になれば、ほかの業者で車検を受けたほうが安く済む可能性もあります。
そのため、車検基本料だけではなく、その他の費用でどのくらいの費用がかかるのかをきちんと調べた上で、車検を受けることが大切です。
なかには、車検基本料を安くする分、ほかの費用で高い見積もり額を出す業者もいます。車検基本料だけではなく、細かく費用の内訳を見ることが大切です。
2 法定基準以外の整備内容に注意する
法定基準とは、継続して使える部品なのか、交換する必要があるのかを区別する基準のこと。タイヤの摩耗度合いなども、数値できちんと決められており、同じ基準で交換がされるように定められています。
しかし、業者の中には、法定基準以外の整備内容を勝手におこなってしまうことがあるようです。この場合、本来交換する必要のないまだ使える部品を交換してしまうことになってしまいます。
その分、車検料金も高くなるため、注意が必要です。
整備で交換が必要になった、と業者から連絡が来たときには、必ず「○○という基準を満たさなかったため、この部品を交換しました」と伝えてもらうようにしましょう。
3 車検時の見積内容以外の整備内容に注意する
車検前には必ず車検の見積書を受け取ることができます。あなたはそれを見て、金額に納得してから車検を依頼するでしょう。
しかし、車検業者の中には、最初に提示した見積額とは異なる金額を請求する場合があるようです。結局、最初に想定していたよりも多額の費用を支払うことになってしまいます。
安く済ませたいと考えていたのに、予想外の出費が発生してしまうことには注意が必要です。
実際の支払い時には、見積書を持参して、実際の請求額と異なる部分がないかを必ずチェックします。その上で、支払いを済ませることが大切です。
4 「割引」にだまされないように注意する
車検と関係のない作業の割引で客を誘い出して車検を受けさせる業者にも注意することが大切です。
板金塗装代やコーティング代の割引券を発行して車検代を安く見せかける手法を取っている車検業者もいるため、「これは車検の範囲内なのか?」をきちんと調べておくことが大切です。
一番良いのは、余計な修理や塗装などは行わず、検査作業のみを行ってくれる業者です。内訳や作業内容を事前に確認し、追加で費用が発生する場合にはその理由を必ず細かく聞いておきましょう。
5 不自然なショートパーツ代に注意する
ショートパーツ代とは、洗浄剤やグリスといった消耗品のことを指します。車検でも消耗品を使用するため、実際に数百円程度かかることがあります。
これは、車検を受ける側が負担する必要があるため、特におかしいことではありません。
しかし、消耗品は実質数十円から数百円の金額しかかかりません。それほど大量の消耗品を使用するわけではないからです。
それにもかかわらず、5000円ほどの料金を請求してくる業者もいます。
請求される料金が不自然であることがわかったら、その内訳や消耗品名を確認し、本当にそれくらいの料金がかかるのかを調べてみることも大切です。
安くておすすめの車検を予約できるサービスは?
ここでは、安い車検業者を探すためのサービスをご紹介していきます☆
ネットから予約できるのは気軽で良いなぁ。
ここでは、実際におすすめの車検業者検索サービスや、見積予約サービスをご紹介しています。
車検業者選びは重要ですが、だからといって実際に車検業者を探すために時間をかける余裕はない方がほとんどだと思います。
そのため、ネットから検索・予約ができるサービスを活用することをおすすめします。
それぞれおすすめの検索サービスについて紹介しているので、自分に合ったサービスを見つけ、実際に車検を予約してみましょう。
1 コンシェルジュがサポートしてくれる「Goo車検」
Goo車検は、大手中古車サービスGooが運営する車検サービスです。
申し込むと、あなたの地域から最適な車検工場を選択し車検を素早く予約することができます。
予約後は、車検場まであなたが運転する必要はなく、自宅まで引き取りを行ってくれますし、車検終了後は納車を任せることができます。
2 安心の立会い型の車検なら「ホリデー車検」
「ただ安く済ませる」だけではなく、信頼性のある整備と安心の料金を両立させたいなら「ホリデー車検」がおすすめです。
全国にある店舗は一律の料金ではなく店舗によって異なり、コストカットがなされています。
また勝手に作業・交換を進めることなく、「立会い」を徹底している車検システムはホリデー車検の大きな魅力です。
範囲は全国!地域ごとの安い車検業者を検索できる「EPARK車検」
格安な車検業者は、自分一人で調べるのはとても骨が折れる作業です。
「EPARK車検」なら、あなたの近隣の業者の車検費用を検索し、比較することがカンタンにできます。
下記ボタンより、郵便番号を入力して車検業者を検索することができます。利用は”無料”です。
車検が高い場合どうすれば良いの?
車検の見積をしてみたんだけどさ…
前回より凄くたかくなってるのはなんでなの?(泣)
車検時には自賠責保険と自動車重量税を支払う必要があります!
ただ、重量税については年数によって負担額が変わる点に注意が必要ですね💧
車検の際に必ずかかる費用には、「自賠責保険」「自動車重量税」があります。
このうち、自賠責保険は必ず加入が義務付けられているため、車に乗り続ける以上は必ず支払う必要があります。
一方、問題なのが「自動車重量税」です。こちらは、車を購入してから13年以上が経過すると、料金が高くなってしまうため、車検に多くの費用がかかってしまいます。
また、交換部品が経年劣化によって増えてきている場合、さらに多くのお金が必要になります。このまま乗り続けるよりも、新しい車に買い換えるタイミングかもしれません。
車検が高いから乗り換えようかな…と悩んでいる方は、下記の2つについて考えてみましょう。
1 できるだけ高く今の車を売る
車検の金額が想像以上に大きいことが分かり、車もかなり古くなってきた…そんなタイミングでは、車の買い替えを検討するべきです。
完全に廃車になる状態まで乗り潰すのも一つの方法ですが、近いうちに買い替えしたいと考えていたのであれば、今のうちに車を売り、新しく買う車の予算の足しにするほうが良いでしょう。
車を高く売る方法は下記記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
おすすめ記事:車を売るときの方法・注意点まとめ!失敗しない買取知識を解説
2 車の買い替えをおこなう
車の買い替えを検討する方は、安く中古車を買うための方法を知っておきましょう。
車を安く買うためには、ただ近場の中古車販売店で車を選ぶよりも、もっと良い方法があります。また、中古車購入時にはできるだけコスパの良い車を買うことが大切。
そのためには、車を安く買うためのノウハウを知っておきましょう。
下記記事では、安く車を買うために知っておきたい知識をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
おすすめ記事:中古車を買うときの方法・注意点まとめ!失敗しないクルマ選びを解説
まとめ|車検代は節約できることを知る
車検業者を選ぶときのポイントをおさえていただいて、納得できる料金で車検が受けられるようにしてくださいね☆
うん、なんとなく決めてたけど、今回からはしっかり選んでみるよ!
ありがとう!
今回は、車検の費用で悩む方に向けて、車検を安く済ませるための方法を解説してきました。
車検は2年に一度しかないため、「安く済ませよう」と考えてもなかなか探し方がわからない方も多いと思います。今回の記事をキッカケにして、慎重に車検選びをしていくことをおすすめします。
また、車検が高くなってきた場合には、今のうちに車を手放し、新しい車に買い換えることも検討してみてください。今の車の中古車としての価値が下がらないうちに、できる限り早く売ることも大切です。
お客様、どのようなご用件でしょうか??